社会貢献型イベント「ロックコープス」　今年も開催中

2017.05.07 ライフスタイル, おでかけ, カルチャー

　新しい社会貢献型のイベント「RockCorps（ロックコープス）」が、今年も日本で開催されています。

　「ロックコープス」とは、企業と地域社会と人々を音楽の力で社会貢献に結びつけたもので、4時間のボランティア活動をすることで有名アーティストらが出演するライブを無料で観覧できるというものです。

　このイベントは、2003年にアメリカではじまり、これまで世界10か国で約17万人以上を動員、合計70万時間以上の活動が創出されてきました。14年からは日本でも開催されており、東日本大震災の被災地復興支援を中心に、約1万2000人が４万9000時間のボランティア活動に取り組んできました。

　今年は、活動の舞台を福島から首都圏にも広げ、8月31日まで、自然保護の手伝いや海岸・河川のゴミ拾いなど全25種類のボランティアプログラムが用意されています。

　４月29日には、都内では初めてとなるボランティア活動がJR渋谷駅周辺で実施されました。参加した28人が４つの地域、チームに分かれ、駅前や公園通りなどで花壇の手入れやゴミ拾いを行いました。

JR渋谷駅、モヤイ像の下にある花壇の手入れを行いました。ウィスキーの空瓶などが出てきてびっくり

　千葉県から友人を誘って来たという女性(33)は今年で３回目の参加、神奈川県在住の女性（20）２人は中学時代からの友人同士。男性の参加者も多く、今年で２回目という福島県出身の男性（41）は「今日は会社のイベントがありましたが、こちらに参加しました。ロックコープスはボランティアにあまり興味のない人でも飛び込みやすいし、友人も誘いやすい。僕が誘った友人も別の日のプログラムに参加します」と語ってくれました。

男性の参加者も多く見られました