店内で焼き上げるコッペパンは、ふっくら、しっとり、もちもちです

《行徳》ふかふかのパンと盛岡・食材のペアリングが絶妙! コッペパン専門店「盛岡製パン」オープン

グルメ, おでかけ

 ここ数年、コッペパンの人気が急上昇し、都心や東京近郊に専門店が次々に登場しています。

 ゴールデンウイークの直前、東西線行徳駅近くにオープンした「盛岡製パン」(千葉県市川市)もその一つ。連日多くの人が列をなし、既に4、5回訪れているリピーターが何人もいるそうです。

 人気の秘密は、お客の目の前で、スタッフがコッペパンに具材を挟み、出来たてを購入できること。毎日、店内で焼き上げるコッペパンは、給食で食べたコッペパンのイメージを覆し、ふんわりとして、しっとり、もちもちしています。小麦粉は強力粉と岩手県特産の「南部小麦」の薄力粉を混ぜて使用しているそうです。

注文を受けてから、コッペパンに具を挟みます


一つ一つ丁寧に素早く具を挟んでいきます


 また、挟む具が盛岡の名産品をはじめとして、バラエティー豊かなことも大きな魅力です。盛岡ならではのじゃじゃ麺や前沢牛のコロッケ、ポテトサラダなどを挟んだ11種類のおかずコッペと盛岡のリンゴや南部せんべい、あんこ、カスタードなどの入った17種類のお菓子コッペ、全28種類がそろっています。

 おかずコッペに挟んであるじゃじゃ麺は、通常では平打ち麺なのですが、コッペパンと相性がいいように少し太めの麺を肉味噌と和えて、濃いめの味付けにしてあります。

 一番人気の前沢牛コロッケのコッペは、岩手県の黒毛和牛である前沢牛をたっぷり使ったコロッケと千切りキャベツを挟み、一日に約200個も売れるといいます。メンチカツを挟んだものは、ショウガの風味が食欲をそそります。

コッペパンに挟むじゃじゃ麺は少し太めで味を濃いめにしてあります


メンチカツを挟んだおかずコッペはボリュームたっぷり


 重さ120グラムのコッペパンに、おかずを挟んだコッペは約320グラムなので、とってもボリューミー。ひとつでもお腹にたまり、ランチにもぴったりです。

 お菓子コッペでは、盛岡から直送されるふじリンゴをシュガーバターで焼き、店内で作るカスタードクリームと一緒に挟んだものは女性向の味。リンゴの甘酸っぱさとなめらかなカスタードクリームのコンビは絶妙ですが、5月末までの季節限定商品です。

大きめにカットされソテーされた盛岡のふじりんごとカスタードクリームは絶妙のコンビ


 北海道産のあんこの上に細く削ったバターをたっぷり載せた「北海道産あんと削りバターコッペ」は絶品。お菓子コッペの中では断トツの人気です。削りバターは、イチゴジャムやブルーベリージャムのコッペにも使われています。

 「薪釜炊きのだ塩ミルククリーム」は、岩手県の野田村で作られている「のだ塩」を混ぜたミルククリームがたっぷり。ちょっぴり塩辛いですが、甘くなめらかでしっとりとしたパン生地にとてもなじんでいます。

 持ち帰り専門のため、出来てから時間が経ったコッペを食べなければならないときもあります。そんな場合のおいしく食べるコツを「盛岡製パン」のスタッフが教えてくれました。

 「コロッケやメンチカツのコッペは、魚を焼くグリルやオーブントースターでちょっと焼き、パンをぱりっとさせるのがオススメです。お菓子パンでも、ミルククリームなど冷えていてもおいしいですが、少し焼いてクリームが柔らかくなったものもまた格別ですよ」。

 店内では、商品を購入した人に無料でコーヒーの提供をしています。購入の順番を待っている間ひと息、あるいは用意されている紙コップにコーヒーを入れ、持ち帰ってもOKとのことです。

 5月は新緑のまぶしい季節、コッペを持ってお散歩はいかがでしょうか。

店内には無料のコーヒーコーナーも用意されています。お持ち帰りでもOKです



盛岡製パン

所在地:千葉県市川市行徳駅前1-27-17

営業時間:午前10時~午後7時(売り切れ次第閉店)、年中無休

http://morioka-coppe.com


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