下町情緒が残るこの町を、のんびりふらりと歩いてみよう。
松尾芭蕉「奥の細道」の旅の始まりの地として知られる、千住。かつて宿場町だったころの面影を感じさせるこの町では、蔵を改装した喫茶店や少し変わった釣り堀など、町を歩くたびにいろいろな発見がある。大通りを外れてみたり、曲がりくねった路地裏を進んでみたり…。入るのに少し勇気が必要なお店も多いけれど、そういう場所にこそ、素敵な出会いも待っている。探検するような気持ちで、北千住のお散歩を楽しんでみよう。
質蔵を改装した喫茶店 喫茶 蔵
目印は外壁の「大蔵屋質店」の文字。着物の上にかっぽう着のおかみさんが出迎えてくれる「喫茶 蔵」は、大正12年に建てられた質蔵を改装してつくられた喫茶店だ。おすすめは、外はサクサク、中はふんわりな鯛焼きとコーヒーの組み合わせが絶妙な「たいやきセット」(700円)。昭和にタイムスリップしたような気分で味わってみて。
KISSA KURA
足立区千住1-34-10
TEL:03-3882-0838
[営]10:00〜18:00
[休]日・祝
隠れた名釣り堀 アミューズパーク足立 アメージングスクエア店
駅から少し歩いた場所にある「アミューズパーク足立」の釣り堀「スーパーフィッシング」。雨の日でも大丈夫な屋内の釣り堀では、金魚が泳ぐ「ミニ池」や、コイを中心にチョウザメやナマズなどの珍しい魚も放流されている「すわり池」、このどちらでも1時間1080円で釣りを楽しめる。23時まで営業していることもあり、仕事帰りに訪れる人も多いのだとか。
AMUSE PARK ADACHI AMAZING SQUARE
足立区千住関屋町19-1
TEL:03-3882-2770
[営]平日 12:00〜23:00 土・日・祝 10:00〜23:00
出版社がいとなむ6畳のブックカフェ book cafe SENJU PLACE
「センジュ出版」代表で編集者の吉満明子さんによる、木造アパートの2階を使ったブックカフェ。玄関で靴を脱いでおじゃますると、ちゃぶ台が置かれた6畳の空間が。本棚に並んだ吉満さんの持ち込み本や、ご近所さんからの寄贈本を自由に読むことができる。足をくずして、コーヒー(600円)と焼き菓子をいただきながら本を読む。ほっとする時間を過ごしてみては。
BOOK CAFE SENJU PLACE
足立区千住3-16
TEL:03-6677-5649
[営] 9:00〜17:00(不定休)
[休]土・日・祝
公園前の秘密基地 たこテラス
タコ公園の向かいにある「たこテラス」は、「千住ヤッチャイ大学」のメンバーが運営する多目的なコミュニティスペース。空き家を改装したスペースで、映画の上映会や展覧会、即興ライブが突然はじまったりと、さまざまなイベントが開催されている。子どもから大人まで誰でも自由に出入りができるDIYな遊び場。町を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみよう。
スペース内には、運営メンバーが開発した手づくりの楽器やカードゲームなど、ユニークなアイテムがたくさん
TAKO TERRACE
足立区千住4-20-6
[営]土・日(不定休)
[休]月〜金