働き方が多様化する今、多くの企業では、個人のさまざまな事情を尊重し、誰もが自分らしく働ける環境づくりを重視している。休養士2級の資格取得制度を利用して毎日をより充実させているのは、株式会社ベネクスの井口恵理子さん。日々の暮らしにどんな変化があったのか。コーヒーブレイク中に話を聞いた。

在宅勤務のフル活用はストレス?
休養士が薦める“休み方”
日本人の8割が感じているという“疲れ”。近年は、睡眠や休養などがメディアに取り上げられ、多くの関心を集めている。そうした疲れを癒やすプロともいえるのが、休養士だ。井口さんもその資格をもつ一人。
「休養士の存在は、今の会社へ転職して知りました。ほとんどの人は、ただ寝ていれば疲れはとれると思っているのですが、休養にはいろいろな方法があるんですよ。食事や運動、それに旅行なんかも、休養の手段のひとつなんです」
井口さんは、特殊な素材によって休養環境をサポートする『リカバリーウェア』の開発製造に携わっている。
「衣類も疲労と直接関係していて、肌触りの良い生地は心地よい休息につながります。ただ、その肌触りも検査データと人間の感覚が一致しないことがあるんです。学生時代からずっと着ているジャージが最たる例で、生地が傷んでいても、何物にも代えがたい。それは本人にとっての心地よさとか、安心感があるからだと思うんです」
「最終的には自分がどう感じるかが大切」だが、それは服だけではない。井口さんの会社では、週2回までの在宅勤務とフレックスタイムが導入されているが、その制度の活用も同じだという。
「仕事柄、生地の確認が必要なのですが、在宅勤務を週2回行うと、会社に届いた生地が溜まってしまう。私の場合、それが気になってストレスのもとになってしまうんです。だから、在宅勤務を利用するのは週に1回にしています。それも、なるべく出張の翌日にすることで、体を休められるようにしようと。フレックスタイムは、美容院や趣味の時間などリフレッシュのために使っています。
休養で大事なのは、何をストレスに感じて、何でストレス発散できるのか、自己分析することだと思うんです。そのうえで、体と心の休息のバランスをとれれば、休養につながるはずです。現状、私は心の休養ばかりで、体の休養が足りていないです(笑)」
企業の制度によって休養しやすくなった。さらに自分を知れば、その質も効率も上がるようだ。
井口恵理子(株式会社ベネクス)
2015年、文化学園大学服装学部服装造形学科機能デザインコースを卒業。スポーツウェアメーカーを経て、2018年に入社。入社後に休養士2級を取得し、生地の量産・開発・品質管理を担当している。
利用している取り組み「休養士※2級の資格取得制度」
※一般社団法人日本リカバリー協会が認定する、科学的根拠に基づいた休養法を学ぶ専門資格。
社員自身が“リカバリーマニア”になる第一歩として「休養」や「リカバリーの大切さ」を理解することを重視。その考えのもと、資格取得制度が設けられている。

片道5時間の日帰り出張も!
仕事もプライベートもアクティブな毎日
学生時代にテニスをしていたことで、衣服の機能性に興味をもち入社した井口さん。今も趣味でテニスを続け、土日は大会にも出ているそう。仕事では「現場で生地を見たい」こともあり、石川や岐阜などの工場へ月2回程度赴くが「家に帰ってホッとしたい」ため、日帰りが多い。

私のリラックスできる場所

Okayu-stand.Salad+
(オカユスタンドサラダ)
住|神奈川県厚木市旭町1-24-15
営|8:30〜22:30
※ラストオーダー22:00
休|日曜・祝日
※土曜日は11:00オープン
体調のすぐれないときに見つけ、「おかゆ屋さんって珍しくて、面白いな」と思い来店。写真の「ゴボウと豆腐のそぼろ粥」(630円)とホットティー(280円)はよく注文する。ほかにも、「明太クリームのお粥」など種類も豊富。 ※10:30〜14:00はランチセットあり