text=MOMOKO YAMAMOTO photography=KEISUKE KATO

vol.10 岩田剛典(パフォーマー、俳優)[観る・聴く・読む・考える 光が紡ぐ言葉]

音楽

 映画、音楽、演劇、小説にアニメーション……日々新しい文化芸術が生まれる街で、そのつくり手たちは、どんなことを考えているのだろうか。今回は三代目J SOUL BROTHERSのパフォーマーを中心に、ソロ、俳優業、芸術活動など多彩な才能を発揮している岩田剛典さんにお話を伺った。


 2010年に三代目J SOUL BROTHERSの一員としてデビューし、俳優業やCM出演、アートの創作活動など多方面で引っ張りだこの岩田さん。表現者として「常に成長していたい」と、さらなる高みを見据える。

 「元をたどってみると、全部『やりたいから』『好きだから』で活動していて。結局は全て『岩田剛典』というブランドに返ってくるので、そういう意味ではそれぞれの活動からいろんな要素で少しずつ色づけられて、人物像ができあがっている気がします」
 2021年からはソロ活動も開始。25年11月から26年3月にかけて、ソロで初のアジアツアーを敢行し、海外でも存在感を示した。年齢や経験を重ね、たどり着いたのは“好きなこと”という原点だ。

 「どんな音楽を聴いて育ったかとか、音楽を好きになったルーツは噓がつけない部分。そこに立ち返って追求すると、よりエナジーの濃い作品が生まれるし、僕という人間もはっきり届けられる。好きなことをやって、なおかついろんな方々の耳に入る世界線に身を置けたら最高だといつも思います」

 7月1日には最新シングル『Who’s Next/RISE NOW』をリリースした。ソロとしての新章を予感させる4曲を収録。自ら作詞やMVのプロデュースを手がけ、こだわり抜いた作品だ。

 「『Who’s Next』みたいに自分のことを歌うこともあるし、作家さんみたいに架空の主人公を決めて詞を考えることもある。いろんな作詞の仕方はありますが、全部自分から生まれているもの。そこはソロとして、グループとはまた違った部分で届けられる言葉たちなのかなと思います」

 多忙な毎日の中、旅行や食事で心身を癒やすという岩田さん。インスピレーションを受ける時間は、次の仕事への活力となっている。

 「最近だと仕事で、カリフォルニアに1週間くらい行って、ロサンゼルス、サンディエゴとかいろんな街を回って。レコーディングスタジオも見学して、全ての経験が新鮮でした」

 今年で37歳を迎えた。「これくらいの年齢になると役職がついたり家庭を持ったりお子さんが生まれたり、いろいろある」と同世代を思いやりつつ、静かに自身を奮い立たせる。

 「そういう中でも自分の人生を次のステージに上げていくチャレンジに、今回の楽曲が何か鼓舞するきっかけになってくれたら。自分は身軽だからこんなふうに言えるかもしれないけど、まだまだ追いかけたい夢があるので、そこを歌い続けたいです」

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(岩田剛典)1989年3月6日生まれ。愛知県出身。2021年からソロ活動を開始し、25年2月にリリースしたシングル『Phone Number』では「オリコン週間合算シングルランキング」「オリコン週間シングルランキング」の2冠を達成した。


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最新シングル『Who’s Next/RISE NOW』

 2026年第1弾シングルとして7月1日に全5形態をリリース。リードとなる『Who’s Next』は2000年代初頭の洋楽をリバイバルし、どこか懐かしさを感じさせるヒップホップトラック。『RISE NOW』はレノボ・ジャパン合同会社によるFIFA World Cup2026に向けた日本独自キャンペーンとのタイアップ曲。熱狂を加速させる力強いアンセムソングとなっている。



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