神出鬼没の路上アートで知られるバンクシーらの作品を集めたグラフティアート展「2016 World Graffiti Arts Exhibition in Daiba featuring BANKSY」が18日(土)から、港区台場のGALLERY21で開催されています。
バンクシーは本人のプロフィールを明かさない覆面芸術家で、英国を中心に建造物に予告なく作品を描いて物議を醸す一方、社会を風刺したメッセージ性の強い内容で世界から注目されているストリートアーティスト。フランス北部カレーの難民キャンプやパレスチナ自治区ガザでも作品を発表しています。本展では、イラク戦争への抗議の意志を込めて制作された「HAPPY CHOPPER」(写真上:2003年)や、06年に米国で初めて開催した個展に出品された「GRANNIES」(写真)など、シルクスクリーン15点以上が展示されています。
BANKSYの「GRANNIES」(2006年)
会場では、バンクシーとともにグラフティアートシーンを牽引してきたD*FACEや、祖父が日系人というニューフェイスのProducerBDB、「OBEY」の名でも知られるロサンゼルス在住のShepard Fairley、バンクシーが発掘したノルウェイ出身のDolkの作品など、あわせて約40点のグラフィティーアートをみることができます。
18日と21日には、会場でProducerBDBに会えるかもしれません。入場無料。7月18日(月)まで。
会場:港区台場2-6-1 ホテルグランパシフィック LE DAIBA(7月1日から「グランドニッコー東京 台場」に名称変更) 3F
開館時間:11:00~18:00 入場無料 展示即売あり