従来の日本のホテルと全く違うタイプのホテル「モクシー東京錦糸町」(墨田区)がこのほど、オープンしました。
「モクシーホテル」はラグジュアリーホテルで知られるマリオット・インターナショナルのブランドの一つであり、日本には初上陸となります。
モクシーという名前の通り、元気で、遊び心満載。スタイリッシュなデザインで、価格も1部屋2人で1万5000~2万円とリーズナブル。24時間利用できるジムや、宿泊客でなくても楽しめる交流スペースなどもあり、好奇心旺盛な世代向けのホテルです。
まずホテルに到着すると、なんとフロントがありません! チェックインの手続きは、ホテル入り口の脇にあるカフェバーのカウンターで行います。スタッフがにこやかに応対してくれる間、ウエルカムカクテルやドリンクを飲みながら待っています。
ちなみに、ホテルスタッフは全員クルーと呼ばれ、キャップをかぶり、Tシャツにジャージー素材のパーカー、パンツという出で立ち。色は全身黒。キャプテンと呼ばれる総支配人も同じスタイルです。
カードキーを受け取り部屋に入ると、壁には薄型で大型のテレビが設置されていますが、備え付けのデスク、クローゼット、冷蔵庫が見当たりません。ワークスペース用の折りたたみ式のデスクとイスが壁に掛けられ、必要な時に取り外し使用できるようになっています。
洋服も壁に直接掛けます。スリッパやパジャマもありませんが、タオルやアメニティグッズはそろっています。冷蔵庫がない代わりに、1階のカフェバーは24時間オープンで、いつでもコーヒーやドリンク、ワインやビールなどを楽しめるようになっています。
205の客室のほか、24時間宿泊客が利用できるジム、コインランドリー、アイロンルーム、会議室もあります。
1階にある交流スペースにはセルフィー撮影用のフォトブースが設置され、知らない人同士でも座れば一緒に会話を楽しめそうなシンプルでおしゃれな長テーブル、ソファコーナー、ゲームなども。
キャプテンの生沼久さんは「部屋にこもらずに、1階に降りてきて、クルーや他の客と話をして交流してほしい。また、宿泊客でなくても参加できるイベントを定期的に実施するので、出会いの場として活用して」と話します。当面は海外からの観光客が多くなるとのことですが、国内旅行者や都内のオフィスワーカーたちが遊んだあとに、仲間と気楽に利用してもらえるホテルでありたいとしています。
宿泊客だけでなく、エネルギッシュな世代に開かれた交流の場である「モクシー東京錦糸町」。友人を誘って遊びに出かけてみませんか。
モクシー東京錦糸町
所在地:墨田区江東橋3-4-2