恋愛不器用で何かとこじらせがちな女子、「空回りちゃん」。
そんな乙女の恋するハチャメチャ劇場を入り口に、オススメのアートをゆる〜くご案内します。
絵画かと思ったら?
絵画が飾ってあると思ったら、絵の中の空回りちゃんが動き出した! こんな不可思議な作品が集まるのが、原美術館で開催中の小瀬村真美の個展。一見精緻に描かれた静物画のように見える作品たちをじっくり眺めていると、少しずつ動いたり、光の当たり方が変わったり…。それもそのはず、彼女の作品は絵画ではなく、静物画のようなセットをつくり、何千枚も写真を撮影して、それをつなげてつくった映像作品なのです。現実と絵の中の世界が溶け合ったような、ミステリアスな雰囲気に引き込まれます。夏の暑さも忘れられる、不思議な世界に迷い込んでみて!
小瀬村真美:幻画~像(イメージ)の表皮
会期:9月2日(日)まで
会場:原美術館(品川区北品川 4-7-25)
開館時間:11:00~17:00(水曜は20:00まで、入館は閉館時刻の30分前まで)
休館日:月曜日
「餐」ジクレープリント 2018 年 © Mami Kosemura