恋愛不器用で何かとこじらせがちな女子、「空回りちゃん」。
そんな乙女の恋するハチャメチャ劇場を入り口に、オススメのアートをゆる〜くご案内します。
地球にやさしくするためには?
環境問題に興味を持った空回りちゃん。アート界でもエコロジーをめぐり、さまざまな取り組みが行われています。東京都現代美術館で個展を開催中のオラファー・エリアソンは、気候などの自然現象や人間の知覚をテーマにするアーティスト。飛行機を使わず作品を輸送し、列車の揺れを利用して描かれたドローイングや、独自に開発した自然由来の画材も展示するなど、展覧会自体が環境に配慮したプロセスでつくられています。ほかにも水や氷、虹(!)などを使った作品がそろい、人間と自然の関係、そしてそれを守るためのアクションについて、楽しみながら考えることができます。
『オラファー・エリアソン ときに川は橋となる』
会期: 9月27日(日)まで
会場:東京都現代美術館(江東区三好4-1-1、木場公園内)
開館時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
休館日:月曜日(8月10日(月)、9月21日(月)は開館)、8月11日(火)、9月23日(水)
《オラファー・エリアソン《ビューティー》1993 年
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」展示風景
(東京都現代美術館、2020 年) 撮影:福永一夫
Courtesy of the artist; neugerriemschneider, Berlin;Tanya Bonakdar Gallery, New York / LosAngeles © 1993 Olafur Eliasson
黄身子
東京藝大に通う傍ら、某美術雑誌の編集アシスタントとしても活動中。Twitterでは“自意識過剰と恋愛不適合をゆるコミカライズする漫画”「毎日シンドローム」を連載。
@mososetsunight