季節を問わずさまざまな食材が年間を通して手に入る令和の時代。本来、野菜や果物、魚には旬があり、その季節に食べるからこそ滋養強壮にきくというもの。“旬”を食して、大地の恵みでエネルギーチャージしよう!
今月の旬:牡蠣
真牡蠣の旬は、寒さが深まる12月頃から春先まで。夏が旬の岩牡蠣と比べると小ぶりなサイズだが、その身には旨味がぎゅっと詰まっている。栄養価が高く、グリコーゲンを豊富に含んでいるので疲労回復効果があるとされる食材である。

『かき土手鍋(2人前)6160円〜(税込)』
産地直送の上質な牡蠣を、広島の味で
かき土手鍋
牡蠣の国内生産量一位を誇る広島県。波が穏やかで潮の流れが適度な海では、室町時代から牡蠣養殖が盛んに行われてきた。そんな広島から直送された新鮮な牡蠣を都内で味わうことができるのが〈銀座かなわ〉。生食から牡蠣ごはん、フライ、グラタン……さまざまな調理で楽しめるのも、牡蠣の醍醐味だが、今回は広島県の郷土料理「土手鍋」をいただく。具沢山の鍋の中には、牡蠣の身がたっぷり。味噌ベースの少し甘めのつゆが、牡蠣の塩気と見事に調和し、噛めば旨味がじんわりと広がる。こちらのお店の母体である〈かなわ〉は、広島で慶応3年(1867年)から養殖業を始め、牡蠣料理店としても老舗。牡蠣を育成採取している大黒神島沖の海は、とても清らかで、一般的な海域より塩分濃度が高いのが特徴だ。そのため身はふっくらとし、より風味豊かに育つという。牡蠣好きにはたまらない、専門店の味をぜひご賞味あれ。
銀座かなわ
住:東京都中央区銀座6-7-7 第三岩月ビル地下1F
営:11:30〜15:00/17:00〜22:00(L.O. 21:00)️
休:月曜・年末年始
https://www.kanawa.co.jp/ginzakanawa
《Present》
〈銀座かなわ〉より、土手味噌などの調味料を3名様にプレゼント。
応募方法はこちら

『カキバター焼定食 2000円』
洋食屋さんの冬の名物
カキバター焼定食
四ツ谷駅前にある〈かつれつ 四谷たけだ〉は、店名の通りかつれつメニューに特化した定食屋さん。ボリューム満点の定食が人気で、連日行列をなす名店だ。こちらの冬の定番といえば「カキバター焼」。皿の上にはソテーされた岩手県・三陸産の大粒の牡蠣が並び、付け合わせのキャベツやポテトサラダが懐かしい洋食感を添える。バター醤油の香りに誘われ口に運ぶと、牡蠣の濃厚な旨味エキスがあふれだす。小麦粉をまぶして表面だけカリッと焼かれた牡蠣に、たっぷりとバター醤油ソースをまとわせて白米と交互に食べる時間は、至福のひとときである。〈かつれつ 四谷たけだ〉の前身、〈洋食エリーゼ〉の頃からのこのメニューは、常連さんからの熱い支持によって存続したそうだ。今でもこの一皿を目当てに足を運ぶファンが後を絶たない。今や店の代名詞といえる存在であり、長く愛され続ける理由が一口ごとに実感できる。
かつれつ 四谷たけだ
住:東京都新宿区四谷1-4-2峯村ビル1F
営:11:00〜15:00/17:00〜20:30 土曜はランチ営業のみ
休:日曜・祝日
https://www.instagram.com/yotsuya_takeda/