スラシー・クソンウォン「黄金の亡霊(どうして私はあなたがいるところにいないのか)」2017年

《六本木》スピードそして矛盾…東南アジアの今を鮮やかに 「サンシャワー」展


 東南アジア諸国連合(ASEAN)設立50周年を記念し、日本で最大規模の東南アジアの現代美術展「サンシャワー」が東京で開かれている。冷戦下の戦争や内戦など苦難のときを経て、近年は経済成長で著しい変化を遂げている地域だ。個々の作品は社会のダイナミズムやスピード感、多様性だけでなく、矛盾やひずみをあぶり出す。何より、作家らの表現にかける切実さ、熱気に圧倒される。(黒沢綾子)

 六本木エリアにある国立新美術館と森美術館の初の共同企画展。ASEAN10カ国、作家86組の計約190点を2館に分けて展示し1980年代から現在までを緩やかに時系列でたどる。

 国立新美術館ではまず、植民地支配や独裁政権下で自由と民主化を求めたアーティストらに注目。政治犯として1998年から7年間服役したティン・リン(ミャンマー)は、秘密裏に入手した着色料で、古い囚人服にひたすら絵を描いた。描くといっても筆がないので、身近な日用品に色をのせて布に押しつける版画の手法。表現への執念を感じさせる。

ミャンマーのティン・リンは政治犯として服役中、古い囚人服と秘密裏に入手した着色料で絵画を制作していた


続きは、http://www.sankei.com/life/news/170831/lif17083100...





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