ようやく海外旅行を楽しめるようになってきた今年は、ぜひカリフォルニアを訪れてみたい。アメリカ合衆国の中でも最大の人口を誇るカリフォルニア州は、中心に大都市がありながらも、少し離れれば海と山に囲まれたエリア。文化に触れに行くもよし、ここならではのシーフード料理やカリフォルニアワインを味わうもよし、スパで贅沢な時間を過ごすのもおすすめだ。今回は、なかでも3つのエリアをピックアップして、その魅力をご紹介。

魅力① グルメ(サンタバーバラ)
旅行の楽しみといえば、なんといってもグルメ。サンタバーバラは1年を通じて安定した気候で、野菜や果物がおいしく育ち、サンタバーバラ海峡でとれた新鮮な魚介も届く美食の街。シーフードレストランが軒を連ね、具だくさんなクラムチャウダーや、新鮮なマグロを使ったポキ、濃厚な味わいのオイスターやウニを使ったメニューなど、さまざまなシーフード料理を味わえる。また、海に近いほど涼しく、海から離れると温暖になるため、多様な品種のぶどうが育ち、個性的な味わいのワインがつくられることも特徴。シーフード料理には、やっぱりおいしいワインを合わせたい。サンタバーバラで、魚介とワインのマリアージュを楽しもう。

魅力② アート&カルチャー(ロサンゼルス)
世界各国のセレブも集う華やかな街、ロサンゼルス。ここには美術館や博物館がいくつも点在し、街なかではストリートアートを目にする機会も多い。とくに注目したいのが、2021年9月にオープンした「アカデミー映画博物館」。常設展では、アメリカで公開された約700もの映画作品のダイジェストを展示。『オズの魔法使い』の主人公ドロシーが履いていた赤い靴や、『ジョーズ』に登場するサメの模型など、撮影で使われた衣装やセットを見ることができる。さらに、アカデミー賞授賞式で実際に手渡されたオスカー像や、プレゼンターが授賞式で開封する赤い封筒なども展示。アートや映画が好きな人にぴったりな街だ。

魅力③ スパ(ビバリーヒルズ)
ビバリーヒルズは、「ザ・ペニンシュラ スパ ビバリーヒルズ」や「フォーシーズンズホテルビバリーヒルズスパ」など、スパが数多く集まるエリア。なかでも黒野智子さんが経営する「トモコ・ジャパニーズ・スパ」は、ぜひ一度訪れてみたい。「ロサンゼルスの街にいながら日本文化に出逢える場所」をコンセプトにしたスパで、檜の湯船に浸かって体を温め、西洋と東洋の技術を融合させたオリジナルのマッサージで身体をほぐすことができる。施術の前後に日本茶とお茶菓子がふるまわれ、最後にはお寿司まで提供されるというから驚きだ。海外にいることを忘れてしまうほど、日本のもてなしの心に癒やされ、心身ともにリラックスできる。旅の締めくくりに、自分へのご褒美としてスパを体験してみてもいいかもしれない。
ここで紹介したカリフォルニアの魅力は、もちろんごく一部。ほかにも、芸術やファッションの発信地として知られるサンフランシスコでショッピングをしたり、「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー」を訪れたりと、楽しみ方はいくらでもある。今年こそ、旅先の選択肢として、カリフォルニアを考えてみてはどうだろう。旅の最新情報やおすすめの観光情報は、「Visit California」をチェックしてみよう。
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