ダゲレオタイプ撮影法が引き寄せる愛と死が描かれる

「ダゲレオタイプの女」 詰まってる黒沢監督らしさ


 15日全国公開の「ダゲレオタイプの女」は、黒沢清監督(61)が初めてタハール・ラヒム(35)ら外国人キャストのみを使い、全編仏語で製作した作品。最古の写真撮影法「ダゲレオタイプ」をめぐって交錯する愛と死が描かれる。

 求職中のジャン(ラヒム)は、撮影に長時間の露光が必要なダゲレオタイプの写真家、ステファン(オリビエ・グルメ)の助手となる。ステファンは古い屋敷内で、娘のマリー(コンスタンス・ルソー)を拘束具に縛り付け、撮影を強いていた…。

 ラヒムは「ダゲレオタイプを題材にした発想が面白い。ホラー調で始まるが、少しずつラブストーリーに変わっていくところも気に入りました」と語る。

 70分、120分…。マリーを拘束したまま撮影を続けるステファンの行動は常軌を逸していく。ジャンは、屋敷内に現れる女の霊が、かつてモデルを務め、自殺したマリーの母だと知る。

続きは、http://www.sankei.com/entertainments/news/161014/e...


LATEST POSTS