梅雨から夏季にかけてのダニ対策、意識している人はたったの3%!

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 梅雨時期、特に理由は見当たらないのに、体調が悪くなったり、咳が続くことはないでしょうか? もしかしたら、ダニの仕業かもしれません。食中毒やカビが気になる季節ですが、ダニ対策も忘れずにしっかり行いましょう。放っておくと、ダニはどんどん増えていきます。

 ダニの繁殖条件は、気温「20~30℃」、湿度「60~80℃」と言われています。日本の梅雨~夏季は、ダニにとって最も過ごしやすく繁殖スピードも速まる環境です。ところが、梅雨時に、しっかりダニ対策を意識している人はたったの3%という驚きの調査結果が発表されました。


≪梅雨時の対策と言えば…?≫

 『エレクトロラックス ダニ対策ラボ』が、全国の20~40代の既婚女性300人に行ったアンケート結果によると、「梅雨の時期の○○対策。どんな言葉をイメージしますか?」という質問に対して、最も多かったのが「カビ対策」(54.7%)、次いで「食中毒対策」(29.3%)。ダニ対策は、たったの3.3%とカビや食中毒に比べ、意識の低さが浮き彫りになりました。

 「カビ」は目で見ることができ、またそのカビが原因ともなり得る「食中毒」はイメージしやすいといえます。一方、屋内の「ダニ」は0.03mm前後の大きさで肉眼では把握できず、このことも、梅雨から夏季の「ダニ」への意識の低さに影響しているでしょう。

出典:『エレクトロラックス ダニ対策ラボ』調べ


≪ダニは蜘蛛の仲間で200種類以上も存在!?≫

 日本に存在しているダニは約230科、約200種。そのうち、人間に害を及ぼすのは全体の約20%だそうです。特に、草木の葉から人間に寄生して吸血するマダニには注意が必要です。感染症を媒介し、中でもSFTSウイルスによる重症熱性血小板減少症候群は、嘔吐、下痢、頭痛などの症状を引き起こし、これまでに死亡例も報告されています。

 一方、室内に潜むダニの多くは、「チリダニ」と呼ばれるもので、主にヒトの皮膚やフケなどを栄養源としています。また、それらの死骸や糞は、気管支喘息の原因物質になる可能性もあります。寝具類や布製のソファ、クッション、敷物、畳などに溜まりやすい他、ハウスダストの中にも含まれることもあるので、舞い上がらないように掃除機などでしっかり除去しましょう!

 来週は、家の中に潜むダニ生息スポットと効果的な掃除方法について紹介します!




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