“進化”を続ける東京駅に、また新しいショップが誕生しました。東京都・埼玉県に7店舗を展開する地域密着の人気ベーカリー「デイジイ」がこのほど、八重洲北口改札口を入った北通路内に、「デイジイ東京 グランスタ店」をオープンしました。デイジイの社長である倉田博和シェフは、2006年の世界パンコンテストで3位に入賞するなど、数々のコンクールで受賞歴のある実力派です。
「デイジイ東京 グランスタ店」のストアコンセプトは、“NIPPONのベーカリー”。ヨーロッパのパンもいいけれど、日常的に食べるなら、やっぱり日本のパンがふさわしいとの思いから。日本で昔から親しまれてきたメロンパンやあんパンを初め、焼きそばパンやカレーパンなどの総菜パン、フルーツのスイーツパン、焼き菓子、東京駅オリジナル商品も含め、常時約100種類がそろっています。
東京駅限定の『シェフの自家製カレーパン』(216円)は、サクサクの食感がたまりません。中は、国産牛肉と玉ネギ、ニンジンなどの野菜を、オリジナルのカレー粉を加えて煮込んだ中辛のカレー。ほどよい辛さとパンのバランスが絶妙です。
『クロワッサンB.C.』(292円)もお勧めです。通常の三日月型のクロワッサンではなく、丸いドーム型。パン菓子コンクールで農林水産大臣賞を受賞し、第2回全国ご当地パン祭りの人気投票で1位を獲得した倉田シェフの自信作です。
バターの香りとしっとり感があり、次も食べたいと思わせてくれる一品です。
この新店舗では、季節ごとに開催する特別企画として、パンの実験室「デイジイ・ラボ」コーナーを設置。ここでは、シェフや食材に焦点を当てたパンを販売していくそうです。
今回のオープン時には、数々のコンクールで入賞している4人のシェフとコラボレーション。彼らのレシピを再現し11種類のパンを限定販売しています。
パリ・バゲットコンクールで金賞を受賞したティエリー・ムニエ シェフの『バゲット・ムニエ』(346円)は、フランスで特別に開発された小麦粉を使用し、低温で長時間、発酵。外側の皮はパリッ、中はしっとりとして、かみしめるほどに小麦の味わいが広がります。
『ブリオッシュ・アールグレイ・ポム・アマンド』(297円)は、クープ・デュ・モンド(ベーカリー・ワールドカップ)で日本が初めて優勝したときのチームリーダーだった山﨑隆二シェフの逸品。アールグレイの香りとリンゴのつぶつぶ感、さっぱりとした甘味が魅力的です。
倉田シェフは「日本のトラディショナルなパンと最先端のパンの両方を提供していきたいです。日本の食文化を実現する職人の技術が発信できれば」と話しています。
店内奥には、25席のカフェスペースもあるため、テイクアウトだけでなく、一息ついてコーヒーブレイクも。オーガニックコーヒー(380円)など、ドリンクメニューもあるので、購入したパンと一緒に楽しめます。
東京駅を利用した際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
東京駅を利用した際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
デイジイ東京 グランスタ店
所在地:JR東京駅八重洲北口内1階
営業時間:午前7時~午後10時