映像分野に関する展示・上映・パフォーマンスなどを楽しめる「恵比寿映像祭」が2月10日(金)~2月26日(日)、東京都写真美術館などで開催されます。
9回目となる今年のテーマは「マルチプルな未来」。複製技術にともなう映像の特質とその発達とともに、個人や社会にもたらされている変化を表現する企画が満載です。昨年9月にリニューアルオープンした東京都写真美術館では、さまざまな展示や展示関連のパフォーマンス、上映会、シンポジウムなどを開催。大型スクリーンが設置された2階ロビーでは、オーストラリア在住の双子の姉妹 ガブリエラ・マンガノ&シルヴァーナ・マンガノ両氏の映像作品《そこはそこにない》を展示します。
1階ホールでは、インドネシア出身の現代美術家 フィオナ・タン氏初の長編劇映画《歴史の未来》や、米サンフランシスコを拠点に活動するナンシー・D・ケイツ氏によるドキュメンタリー作品《スーザン・ソンタグについて》など3作品をジャパンプレミア上映します。
東京写真美術館に隣接する恵比寿ガーデンプレイスのセンター広場では、マルチタスクの実践者 金氏徹平氏が、自身初の野外大型作品を出品。かつて娯楽施設の主役であった遊園地の遊具を再び表舞台に登場させ、広場に〝公園〟を出現させます。
15日間に渡るこの祭典には、18カ国・地域から93人の作家とゲストが参加。多くの展示や上映会に加え、シンポジウムやレクチャーも行われるので、公式サイト(http://www.yebizo.com/)でチェックして会場に足を運ん下さい。上映会やシンポジウムなど定員制プログラムの前売り券は、チケットぴあで販売されています。
第9回恵比寿映像祭
会期:2017年2月10日(金)~2月26日(日)[15日間・月曜休館]
会場:東京都写真美術館、日仏会館、ザ・ガーデンルーム、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連携各所など
時間:10:00~20:00(最終日のみ18:00まで)
入場無料
※定員制プログラムは有料