全国の⾼校⽣がファッションNo.1を競う選⼿権⼤会「ファッション甲子園」。8月25日に行われた最終審査会で、全国95校1929点の応募作品の中から優勝チームが決定した。
優勝校が表現した
生命のみずみずしさ
毎年8月、青森県弘前市で開催される、ファッション甲子園。23回目となる今年、全国の高校生の頂点に立ったのは大阪府立泉尾工業高校だ。「地球(生命の誕生)」と名付けられたルックのコンセプトは、自然の命とみずみずしさ。水や光をイメージしたという水色のチュールのフリルに、造花とタフティングで草花を表現した。年々、出場作品のレベルが上がっているという本大会。来年はどんな作品が登場するのか、いまから楽しみだ。
大会の結果、出場作品の紹介は
ファッション甲子園公式WEBサイトへ
https://www.f-koshien.com
優勝(大阪府)
「地球(生命の誕生)」
大阪府立泉尾工業高等学校
準優勝(京都府)
「ノスタルジー」
福知山淑徳高等学校
第3位(愛媛県)
「花鳥風月」
愛媛県立松山工業高等学校
ファッション甲子園OGによる特別企画
「成田あやの衣装展 Eudemonics in Hirosaki」も開催
展示会場で成田さんへインタビュー!
ファッション甲子園の審査会会場である弘前文化センターでは、弘前市出身で大会出場経験のある衣装デザイナ―・成田あやのさんの衣装展も開催された。
「中学生のときに大会を見て、私も出場したいと思い、大会強豪校である弘前実業高校への進学を決めました。高校3年生で観客賞を受賞できましたが、うれしさと同時に優勝できなかった悔しさも。出場者のレベルの高さにも驚きました。その後、東京の服飾専門学校へ進学し、自分の“好き”を追求した結果、いまはアイドルの衣装デザインをしています。今回、自分の作品を展示できてとてもうれしかったです。現役生たちにも、やりたいことを思い切りやってほしいです」(成田さん)
2013年大会に出場した成田さんは、現在、衣装デザインだけではなく、イベントカフェのプロデュースやライブの企画など多岐に活躍。乃木坂46の衣装も手がけ、12月公開予定の映画『推しの子』では、劇中のアイドル衣装をすべてデザインしている。