今年で10回目を迎えた国内最大級のフットサル大会「ホンダカップ」の地方大会が5月にスタート。現在、8月5、6日に名古屋で開催される全国大会出場を目指し、北海道、東北、関東、東海、関西、九州など9地域で毎週末、熱戦が繰り広げられています。
女性が出場できるカテゴリーは“レディース”、“U-18ガールズ”、“U-15ガールズ”、“U-12ガールズ”など。その中でも、年齢制限のない“レディース”の『福井丸岡RUCK』(福井県)には注目です。多くのチームが大学生や社会人中心であるのに対し、2014、15年には、高校生・中学生のチームで戦い、2連覇を果たしました。
また、このチームからは、全日本女子フットサルの代表選手も誕生しています。


今や、女子フットサル界を牽引するチームの一つである『福井丸岡RUCK』ですが、強い選手を集めて結成したチームではありません。
始まりは15年前。現在主力となっている高校生と大学生のメンバーが幼稚園児だったころ、田中悦博監督に声をかけられて集まり、キッズサッカーとしてスタートしました。
みんな近所に住んでいたため、両親も祖父母も顔なじみ。福井県は、夫婦共働きで、孫の面倒を主に祖父母がみる家庭が多いため、練習には祖父母も一緒に参加、孫とボールを蹴ったり、縄跳びをしたりする光景が珍しくなかったそうです。


田中監督は、「くじけそうになったり、プレッシャーに負けそうになった選手たちを、周囲の大人たちが励ましてくれるのでありがたい」とチームの強さを分析。監督にとって、4~5歳の頃から、指導し見続けてきたメンバーは、自分の子供のよう。自身の娘もチームで活躍しています。
チームに入って14年目という五十嵐愛海選手は、医療系大学の3年生。「このチームでフットサルをやることは、もう生活の一部です。丸岡RUCKがあって他の生活があるという感じ。大学で学んでいる知識を、チームメンバーの体のケアやリハビリなどに生かしたい。社会人になっても続けます」とにこやかに話してくれました。
全日本女子フットサルの代表にも選ばれている北川夏奈選手と高尾茜利選手はともに大学1年生。全日本の代表ともなればプレッシャーもすごいのでは?と聞くと「多少の緊張はありますが、フットサルが楽しいという気持ちのほうが強い」(北川さん)、「昔は好きでやっているだけでしたが、今は結果を残さないといけないと思ってしまうことも。でも重く考えすぎないようにしています」(高尾さん)と答えが返ってきました。
昨年は、海外での練習試合・交流会に参加する機会に恵まれ、「世界のトップレベルの選手たちとやったことはいい刺激になりました。自分たちもあのようになりたい」と声をそろえます。「最近、自分たちより下の世代がすごく育ってきて、練習レベルも上がっています。私たちも負けないように切磋琢磨していきたい」。

チームの目標は、「ホンダカップ」の全国大会はもちろん、出場するすべての大会で優勝すること。どんな戦いを見せてくれるか、注目してください。
ホンダカップフットサルフェスタ
開催期間:5月21日~8月6日