以前、チョコレートビューティ―の連載で、RAWチョコレートについて書きました。今回、登場するのは、その名の通りRAW=非加熱のはちみつです。
どんな良いことがあるのか、RAWハニーの世界を紹介します。
≪RAWハニーとは?≫
冒頭でもお伝えしたように、RAWハニーとは非加熱のはちみつのこと。一般に販売されているはちみつは、瓶詰めしやすく生産性を上げるために加熱処理が施されています。
また、日本では、はちみつが白く固まってしまう結晶化現象が起きているものは売れないので、結晶化を防ぐためにも加熱処理をするのだとか。その後、ミツロウなどの口当たりがザラザラしてしまうようなものを取り除くため、何度も何度も、ろ過をします。
ここまでの工程で、元々、はちみつに含まれているビタミンやミネラル、酵素、殺菌作用などの一部が失われ、香りも飛んでしまうのです。
それに比べてRAWハニーは、非加熱で瓶詰めされているため、はちみつの持つ天然の栄養素がそのまま残っています。
そして、生ハニーに含まれる花粉もすごいのです。『ビーポーレン』と呼ばれる花粉は、天然の栄養素が90種類以上も含まれているといわれるスーパーフード。美容にも欠かせない必須アミノ酸を全て含んでいて、セレブも愛用しています。
≪おすすめは野生のはちみつ!≫
全米最大のナチュラル&オーガニック展示会「Natural Expo WEST 2016」でベストスィーツ&デザート部門賞を獲得した『HEAVENLY ORGANICS(ヘブンリーオーガニクス)』。ここの「生アカシアハニー」と、「生ニームハニー」、「生ホワイトハニー」はお勧めです。
実は、野生のミツバチは、人が住む地域の近くには巣を作りません。『ヘブンリーオーガニクス』のはちみつは、カシミール地方の奥地にある野生の蜂の巣から、ハニーハンターと呼ばれる専門職の人が採ったものです。
一般的に野生のはちみつを採取するときは、煙で燻(いぶ)して採ることが多いのですが、山火事の危険性があるため、『ヘブンリーオーガニック』では、燻さずに古くから伝わる伝統的な手法を採用。だからこそ、100%オーガニックで、コクと香りが豊かな、はちみつになるのです。
また、ブランドを作った目的も魅力的。「紛争がなくなってほしい」という願いから、この会社が設立されたそうです。
仕事がきちんとあって収入が得られるのは日本では当たり前に近いことですが、世界では、さまざまな事情で働けない人たちがたくさんいます。「独力で安定した生活を送ることができたら、紛争は起きない」と考えた創業者のアミット・フーダ氏は、雇用を生むためにフェアトレードを実践しています。
おいしくて栄養素がたっぷりなだけでなく、社会貢献にもなるはちみつですから、注目ですね。海外では花粉症の免疫をつけるために、毎日、食べられているところもあるそうです。
健康にも美容にも役立つRAWハニーを、ぜひ、生活に取り入れてみて下さい。
ビープル バイ コスメキッチン ハチミツコレクション ~ハチコレ~