本を「読む」ことではなく、「切る」「彫る」ことで解釈する作品を生み出してきた彫刻家 飯田竜太氏の個展「本棚のアーケオプテリス-Archaeopteris in The Bookshelf-」が、中央区銀座7丁目のガーディアン・ガーデンで開催されています。
今回のテーマは、本棚。新作の「本棚のアーケオプテリス」は、本で満たされた高さ約2.7メートルの本棚の写真とその本棚の本をひっくり返してから撮影した写真、そして、本を構成する紙の原料となる木を製材した厚さ約7ミリメートルの板を多数使って表現した情報が含まれる以前の本棚、これらと、本棚の本を並び変える飯田氏の映像が一体となったインスタレーション作品です。
タイトルのアーケオプテリスとは、世界最古の木といわれる植物。飯田氏は「知の集合体である本棚の本を、植物であると感じる人はあまりいません。情報のあり方と人の体感を、彫刻で明らかにしようと試みたのが今回の作品です。(本棚において)『体感できる自然』は、文字を含有した『本』。意味を含有していない『本を模した彫刻』は、視覚以外の様々な情報を体感する鍵となり、『アーケオプテリスの森』を体感できるのではないか」と語っています。
会場には、以前に発表した作品を新たに組み合わせたインスタレーション作品「本棚の中の森」も展示されています。9月16日まで。入場無料



厚さ約7ミリメートルの板を多数使って表現した情報が含まれる以前の本棚