エア本屋の「いか文庫」。
いつか食べに行きたいなと、妄想しながら読書中。
店主(以下 店):バイトいもおつかれさま〜。ロンドンはずっとロックダウンしてたんだよね?
バイトいも(以下 いも):うん。かれこれ4カ月目、少しずつ緩和されながら、まだ続いてる…。
店:ひぇ〜。家で何やってるの?
いも:ネットで英会話やヨガのレッスン受けたり、長編ドラマ見たり。あと、お菓子やパンを焼いてたよ。でも一時期、スーパーから製菓材料が消えて困った。
店:イギリスの人はあまり料理しないって聞いたけど、さすがに自炊するようになったってこと?
いも:そうそう。お店を開けられない有名なベーカリーやレストランが、無料でレシピも公開してたし。
店:それはいいね。そういえば最近、俳優の宮﨑あおいちゃんが、いろんな国の料理をレストランで教わる『宮﨑あおい 世界をいただきます』って本を読んだんだけど、イギリスの「シェパーズパイ」っていう料理もつくってたよ。
いも:大好き!つくったこともあるよ。じゃがいもを使ったラザニアみたいな感じでおいしいよ。
店:マッシュポテトがぎゅうぎゅうに詰まってるんだよね。
いも:そうなの。こっちは主食が芋だから。マッシュポテトも、もはやサイドディッシュじゃない(笑)。
店:この本には、ボルシチとかティラミスとかの有名料理のほかに、代表料理がパッと思いつかない国の料理も載ってて楽しいんだ。とくに、エチオピアの「ドロワット」が気になったよ。鳥手羽元と玉葱を使うんだけど、あえて素材の味がわからないようにするのが正解なんだって。
いも:面白い!イギリスは移民国家だから、日本では見かけない国のレストランもいろいろあるけど、エチオピアはまだ見たことないな…。
店:いろいろと言えば『地元パン手帖』っていう、日本中のご当地パンを集めた本も読んだよ。
いも:わー!地元パン!
店:懐かしい雰囲気のパッケージに包まれた、味も素朴でおいしいんだろうなっていうパンがたくさん載ってるの。
いも:日本のパン、気になるー。
店:ところがさ…。私たちの地元、山形のパンも載ってるんだけど、私、まったく記憶がないのよ。半分に割られたコッペパンに、チョコがべっとりぬられてるパンなんだけど…( 写真を見せる)。
いも:知らない!次に帰省したら、まっ先に食べよう!
店:うん!この2冊を読んでると、世界の料理もどれも魅力的なうえに、日本国内だけでもまだまだ知らない食べ物があるんだなって。遠くへの旅は、しばらく行けそうにないけど、いつかこれ食べに行きたいって想像しながら読めて楽しいんだ。
いも:なるほどね。自分でつくってみても楽しいかもよ。
店:そうか!いつか答え合わせに行くぞってね。やってみよう!