11月19日の「国際男性デー」を記念し、男性の健康問題をテーマにしたイベント「ぼくたちはどう生きるか」を東京国際フォーラムで開催。男性のココロとカラダの悩みと向き合おう!
仕事と趣味と健康と、家庭と職場、
人生に役立つライフハックFES
女性の社会進出とともに女性の健康や生き方・働き方について関心が高まっている。しかし、男性のそれについては着目されることが少ない。そこで産経新聞社では、男性の健康や生き方に焦点をあてたイベント「ぼくたちはどう生きるか?」を開催した。男性の更年期障害、健康とビジネスの関係、メンズケア、がんとの共生などをテーマに設定。各分野の専門家や人生経験豊かなタレントの方々が登壇し、4つのトークセッションを行った。
男性の健康課題と深く関わる男性ホルモン「テストステロン」の基礎知識については男性医学に詳しい順天堂大学大学院の堀江重郎教授によって解説された。テストステロンは、心身ともに健康に生きるために欠かせないホルモンで、女性の体内にもあるもの。性別を問わず、男性ホルモンや男性の健康課題への理解を深めることは、ジェンダー平等を促し、誰もが生きやすい社会の実現に向けた一歩となる。
2024年「国際男性デー」特別企画
ぼくたちはどう生きるか?
-仕事と趣味と健康と、家庭と職場と人生に、役立つライフハックFES-
開催日時 : 11月10日(日)
会場 : 東京国際フォーラム(ホールB5)
共催 : 産経新聞社、日本メンズヘルス医学会、日本抗加齢医学会、日本抗加齢協会
協賛 : アフラック生命保険株式会社、株式会社SUW、第一工業製薬株式会社、株式会社 TRULY、株式会社奈良大和生薬、日本新薬株式会社、株式会社ファンケル
後援:厚生労働省、経済産業省、東京都、日本医師会

協賛各企業のブースでは加齢に伴うカラダの不調をケアするアイテムなどが紹介された。商品の使い方を実際に体験できるコーナーも。
ひとりひとりが自分らしく、心身ともに健康に豊かに暮らす
ヒントが詰まった4つのトークセッションを開催!

《session 1》
仕事と趣味と健康と、令和時代をどう生きる?
知っておきたい「男性更年期障害」の話
堀江 重郎 順天堂大学大学院教授
東国原英夫 元宮崎県知事
男性更年期障害と深く関わる男性ホルモン「テストステロン」や更年期障害のメカニズム・予防方法について堀江さんが解説。東国原さんは「病院へたどり着くまでに7年かかった。こうした知識があれば救われたはず」と男性更年期障害で苦しんだ当時を振り返り、専門医や身近な人に相談する重要性を伝えた。

《session 2》
ビジネスや人生設計に役立つ…
「テストステロン」はあなたの味方
堀江重郎 順天堂大学大学院教授
古坂大魔王 芸人
小柳はじめ 株式会社 Augmentation Bridge代表取締役
鹿子木 健 株式会社メデュ代表取締役
本セッションでは男性ホルモン「テストステロン」はチャレンジ精神、仲間意識、競争心、公平性、社会貢献、冷静な判断力とも深く関わり、ビジネスの世界でも重要なことが経済分野の専門家の視点からも明らかに。健康に楽しく働くことが仕事のよい成果にもつながるということを登壇者全員で確認し合った。

《session 3》
男性だって「キレイ」が長寿の源に
知ってる? 健康と「美」の相互作用
山田秀和 近畿大学アンチエイジングセンター 客員教授、日本抗加齢医学会 理事長
神林由香 医療法人社団Clara理事長、皮膚科医
LiLiCo 映画コメンテーター・タレント
菅 良太郎 お笑いトリオ・パンサー
「内的老化は外面に表れる。鏡で顔を見る習慣が健康維持やアンチエイジングの第一歩に」と専門家のお二人。「幸せ日記もいい。幸福感と健康・美容は関連する」(神林さん)、「乾杯する際の合言葉は『Happy People Live Longer』」(山田さん)など印象的な言葉も多く、美容と長寿の関係性を楽しく学ぶ機会となった。

《session 4》
がんサバイバー、原口さんが伝えたい
仕事と治療の両立支援
廣橋 猛 永寿総合病院 がん診療支援・緩和ケアセンター長
原口文仁 プロ野球選手
坂井広志 産経新聞論説委員室論 説副委員長
がんサバイバーである登壇者3人が告知の際の思いやその後の生き方の変化などを語り合った。緩和ケア専門医の廣橋さんは「がんになってから患者さんの気持ちがわかるようになった。緩和ケア=死ととらえられがちだがそれは違う。緩和ケアは、前を向いて生きるのを支える医療であることを知ってほしい」と訴えた。