日本とモナコを拠点に世界で活躍する日本のダンサーらによるコンテンポラリーダンスの公演「ジャポン・ダンス・プロジェクト2016 ムーヴ/スティル」がこのほど、渋谷区本町1丁目の新国立劇場で開催されました。
ジャポン・ダンス・プロジェクトとは、モナコ公国芸術研究機関「ル・ロゴスコーブ」が行う活動の一環で、ダンスを通して現代の日本文化を表現することを狙いに、モナコ公国モンテカルロ・バレエ団でプリンシパルとして活躍中の小池ミモザさんと元フランス国立マルセイユバレエ団の遠藤康行さんら5人が中心となり立ち上げました。13年からは、この5人が核となり「世界中どこにでもあるもの」をテーマに、さまざまなダンサーとコラボレーションして舞台を作り上げてきました。今回は、さまざまな人々が集まる「公園」をイメージ。「行為は運動である」という少し堅苦しいナレーションでスタートしますが、踊り、歌、台詞、笑いありの楽しめる舞台でした。
小池さんは「今回の舞台は、変化しているようで実は何も変化していないのかもしれない、でも同じ行為を繰り返していても同じでないという世界を見つめ、それでも動き続けていることを表現しています」と解説。また、舞台の醍醐味について「アーティストであるダンサーらと一緒に舞台を作ると、自分一人では行き着くことができない所にたどり着くことができます。新たなものを作り出せるのです」と語りました。

見る側も演じる側も楽しめる舞台 小池ミモザさん(中央 赤い衣装)©大洞博靖

新国立劇場バレエ団の米沢唯さん(左) ©大洞博靖