米女優 キルスティン・ダンストさんが、米詩人 シルヴィア・プラスの自伝的小説「ザ・ベル・ジャー(ガラスの覆い)」(1963年)を基にした映画で、初めて監督を務めることになりました。22日までに、米誌バラエティなどが伝えました。
映画「メランコリア」で、2011年のカンヌ国際映画祭・女優賞を獲得しているダンストさんはこれまで、「ウェルカム」など2本の短編映画でメガホンを取ったことはありますが、長編作は今回が初めてとなります。
「ザ・ベル・ジャー」は、30歳という若さで自ら命を絶ったプラスによる唯一の小説。華やかな米ニューヨークの雑誌社で、インターンとして働き始めた19歳の女性 エスターが、心のバランスを崩し故郷のボストンに帰る物語です。日本語訳も出版されており、1979年には、米女優 マリリン・ハセットの主演で映画化されています。
今回、主役のエスターを演じるのは、映画「トワイライト」シリーズなど知られる米女優 ダコタ・ファニングさん。来年早々に撮影が開始される予定です。
ダコタ・ファニングさん ©iStock