新たに誕生した、銀座の「和」
今年、銀座に新たな和のお店が2つオープンした。ユナイテッドアローズ名誉会長の重松理氏が手がける、日本の伝統的な手法で織られた衣料品や木工品などを取り扱う「順理庵」。もうひとつは、国宝級の作品から次代を担う作家による一流の着物と和雑貨を集めた「GINZA 和貴」。どちらも大切にしているのは日本の伝統や美意識、価値観を世に伝え残していくこと。新しい銀座の和を代表することになりそうなこの2軒で、自分のために、大切なあの人のために「銀座で和小物を買って帰る」ぜいたくを楽しんでみては。
順理庵

日本伝統の建築様式である「数寄屋造り」の店内。店内を満たす木の香りに、自然と心が落ち着く。年に数回、和わばな花の展示も行う予定だとか

オーガニックコットンを使用し、ログウッドなどの植物を原料とした草木染めのストール。和洋問わずにコーディネートのアクセントとしても取り入れやすい一品
ストール 各2万8000円

一つひとつ異なる種類の木から削り出してつくられた名刺入れ。このほかにも京都の銘木匠、村尾泰助氏プロデュースの木工品や漆製品が並ぶ
JUNRIAN
中央区銀座6-5 -15
TEL:03-5537-7021
[営] 11:00〜20:00
[休] 土・日・祝
http://www.junrian.com
GINZA 和貴

着物や小物がより引き立つ、白を基調とした和モダンな店内。2フロアからなるゆとりのある空間で、じっくりと見て回ることができる

持ち歩くだけで背筋が伸びるような、京扇子の名門、宮脇賣扇庵の扇子。表面に箔はくがあしらわれ、高級感がありながらも涼しげな一本
扇子 1万1000円

薩摩焼に手作業で透かし彫りをほどこした帯留めは、小さくも抜群の存在感。この技術を持った職人は数少ないという
帯留 小梅 2万6000円

ひときわ目を引くのが「オリジナル加賀友禅」の着物。一切妥協しない、作家との二人三脚のものづくりから「GINZA 和貴」の商品は生まれる
Ginza WAKI
中央区銀座1-15-4 銀座一丁目ビル 1・2F
TEL:03-3538-8570
[営] 11:00〜19:00 日・祝のみ10:00開店
[休] 水
http://www.ginza-waki.jp