ほんのり甘い、ひんやり冷茶。[心うるおう、赤坂見附 01]

おでかけ

起きぬけに、仕事の合間に、おやつとともに…。
温かいお茶では味わえない、特別な旨みを口の中で転がそう。

土橋園

ていねいにいれたお茶を、じっくり堪能する

 明治25年の創業以来、ほっとひと息つけるおいしいお茶を提供している「土橋園」。ここでは茶葉の購入はもちろん、いれたてのお茶や、抹茶を使ったお菓子をいただくことができる。夏には、年間で収穫する茶葉のうち約2%しかとれない「朝露 雁ヶ音(あさつゆかりがね)」を使った冷茶をぜひ味わいたい。

 店内には、さまざまな産地、銘柄の茶葉がずらり。出身はどこなのか、どんな味が好みなのか…お客さんとの会話を通しておすすめの茶葉を選び出し、いれ方までレクチャーしてくれる。お店でも自宅でも、心を落ち着かせ、ていねいにいれた一杯を楽しむぜいたくな時間を味わってみては。

気になる茶葉は、声をかければ試飲することも可能。自分好みの味を探せる

店頭には、ほうじ茶をふくめ常時約40種類もの茶葉がそろう

茶屋風の座席を備える店内では、いれたてのお茶とともに京都 宇治抹茶を使ったお菓子も楽しめる

京都の伝統工芸を用いた「京組紐茶缶」など、お茶の道具も充実

DOBASHIEN

港区赤坂3-17-8
[TEL]03-3582-3788
[営]月〜金 10:00~18:30 土 11:00〜18:00
[休]日・祝


<LESSON> 土橋さんに聞く! おいしい冷茶のいれ方

ふだん飲むお茶がおいしいと、なんだか満ち足りた気分に。蒸し暑くなるこれからにぴったりな、冷茶のいれ方がこちら。

[step1]

1Lのお茶をいれる場合は、15gの茶葉を容器に入れ、まずは半量の水を注ぐ。この時、冷水を使うと甘みが増すそう

[step2]

容器をしっかり持ち、円を描くように軽く振る。この時、仕上がりのイメージよりも濃い緑色につくっておくのがポイント

[step3]

好みの濃さや渋みにあわせて残りの冷水を足して完成! 保存時は茶葉を取り除き、冷蔵庫で冷やしておこう


この人に聞きました!

土橋園 店長 土橋 功さん

代々続く、土橋園の店長をつとめる土橋功さん。お店を訪れたお客さんひとりひとりを、笑顔でおもてなししている。

今回使用した茶葉は『朝露 雁ヶ音(あさつゆかりがね)』

静岡県産の『朝露』という品種の中でも希少価値の高い、新芽の茎を使用した「茎茶」。とろりとした舌触りで独特の甘みがあり、渋みが少なく、さっぱりしていて飲み
やすい。冷茶をいれる時には、こちらをおすすめしたい
朝露 雁ヶ音 1000円(80g)



おでかけ


この記事をシェアする

LATEST POSTS