最近の東京、どの街が面白い?
小木:東京の街も変化しましたよね。
軍地:原宿は変わりましたよね。15年前にカワイイで世界から注目されて、でも一方で〈H&M〉なんかの海外ファストファッションが進出してきたりして。2010年以降は、日本のアパレルは元気がなくなっていくような時代。でも、東京が持つ魅力であるカオス感は今も昔も変わらないと思う。
小木:新宿ゴールデン街はまさにそうですよね。ずっと昔からあるけど、新陳代謝を繰り返して若い人もいるし面白い人たちが集まる場所。外国人もたくさん来ます。
軍地:新宿は、マイノリティが露出している街。だからカオスで面白い。ああいう場所は、海外にもあまりないよね。私も何回目かの新宿ブームで、隣で飲んでる外国人がすごい有名な人だったり、若い子が議論をふっかけてきたりして面白い(笑)。いろいろな人たちが出会ってコミュニティが生まれていくのも楽しくって。
小木:サロン的な場所になってますよね。新宿以外だと、最近はどのエリアに行くんですか?
軍地: 東京の東側も面白いですね。蔵前や清澄白河とか。この辺は都心に比べて物件が安いから、何かを始めやすいみたいで。たとえばホステルが何軒かできているんだけど、1階がバーだったりしてここもコミュニティスペースになってる。IT系やクリエイター系など面白い人たちがいて、いろいろなことを発信している。
小木:物件が安いから、新しいことを始めたい若い人たちが集まって来る。そして、そこにコミュニティが生まれてムーブメントを発信する。NYのブルックリンと同じような気がします。
軍地: そうですね。ブルックリンと同じで古い物件をリノベして、ソーシャルグッドでオーガニックな感じ。ただ、東側は面白い場所がそれぞれ離れているから、ホッピングしづらくって(笑)。
小木:最後に、いい店を見つけるコツみたいなものを教えてもらえますか。やっぱりSNS?
軍地:もちろんSNSの情報も大事。でも、インスタの写真に写っている人たちが楽しいかどうかということも、重要な判断基準になってるかな。いい店は人が楽しそうにワイワイしているから。
小木:料理がインスタ映えしているからといって、美味しいとは限らないと。
軍地:そう。写真から何を読み解くかというのが大切。みなさん、写っている人の顔を見ましょう!
小木:SNSでもリアルでも、いい店を見分ける嗅覚は磨いていきたいですね。失敗を繰り返してでも勝率を上げていくしかない。年を重ねれば重ねるほど、食べることは重要になってきますから。まだまだいろいろと聞きたいのですが、まずは一旦、ありがとうございます!
軍地:では、続きは連載のオギノマで。ありがとうございます!