雨上がりには庭園散歩|小石川後楽園[後楽園にこもりたい]
庭園は、なんといっても雨上がりが味わい深い。静かな「小石川後楽園」の中を歩いてみよう。
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小石川後楽園
ちいさな景色から想像してみる。400年近い歴史の日本庭園へ
1629年に、水戸徳川家の頼房が屋敷の敷地内につくった庭園。特徴は、唐門から大堰川周辺に抜けるまでのルートが、実際の江戸から京都までの道のりを模したつくりになっていること。園内には、琵琶湖や渡月橋など、さまざまな名勝をモチーフにしたエリアが設けられている。雨の日の庭園は、石の輪郭がはっきりして、緑もよりツヤを増して、ぐっと趣深くなる。静かな石段を歩きながら、遠くの景色を想像してみたい。
園内の“内庭”と呼ばれるゾーンからは、東京ドームがちらりと覗く。
「九八屋」と呼ばれる、江戸時代の酒亭をイメージした建物。名前の由来は「酒を飲むに昼は九分、夜は八分にすべし」という教訓から。ここですこし休憩して、建物から見える景色を楽しむのもいい。
雨の日の「円月橋」。水面に映った橋の形が、満月のように見えることからそう名づけられた
こちらの庭園が、国の特別史跡、特別名勝に指定されていることもあってか、園内の風景をスケッチしている人も多い。自分のお気に入りのポジションを探して歩いてみるのもおすすめ

KOISHIKAWA KORAKUEN
文京区後楽 1-6-6
[TEL]03-3811-3015
[営]9:00〜17:00(最終入園16:30)
[休]12月29日〜1月1日
※入園料300 円(65歳以上150円)