竹久夢二美術館|見て学ぶ 古今を横断! 専門ギャラリーへ④[ふむふむ見学、湯島]

アート, おでかけ

竹久夢二美術館

美人画の世界に浸れる都内唯一の“竹久夢二”専門美術館

 1990年に開館した「竹久夢二美術館」は、大正ロマンの代表画家である竹久夢二の作品を中心に収蔵する美術館。約3300点を所蔵し、年4回、3カ月ごとにテーマを変えながら、常時約200点以上の夢二作品が楽しめる。明治~昭和の挿絵画やイラストレーションが並ぶ「弥生美術館」を併設しているほか、隣接する「夢二カフェ 港や」で夢二にちなんだカフェメニューも味わえる。波乱万丈な夢二の人生や、作品量の膨大さは圧巻。ぜひ訪れてみよう。

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 “夢二式美人画”の特徴は、しなやかで丸みを帯びた顔や体の輪郭と、まるで日常の瞬間を切り取ったようなさりげないポージング。すらりと伸びた手の描写にも注目したい。

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 日露戦争後の“絵葉書ブーム”にあわせ、雑誌『ハガキ文学』が発刊。夢二も、この雑誌に絵葉書の図案を投稿していた。


竹久夢二を深く学べる!

日本画、挿絵、詩…膨大な仕事の数々

 有名な“夢二式美人画”はもちろん、風景画や童画、イラストに詩画など、夢二の仕事の幅広さを確認できる。ポスターや装丁も手がけ、現代でいうグラフィックデザイナーのような仕事もしていたという。作品の数々から、当時の夢二の人気のほどがうかがい知れる。


あの美人画にはモデルがいた?

 夢二を語るうえで欠かせない「他たまき万喜」「彦ひこの乃」「お葉」という3人の女性。美人画に描かれている女性には、この3人がモデルとわかるものも。3人とどのような関係にあったかも細かく解説されており、そのドラマチックな恋愛遍歴だけでも見応えあり!


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TAKEHISA YUMEJI MUSEUM

文京区弥生 2-4-2
  [TEL] 03-5689-0462
[営]10:00~17:00(最終入館 16:30)
[休]月



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