台湾出身の父を持つ女優、一青(ひとと)妙のエッセーを基に、「She's Rain」の白羽弥仁(みつひと)監督が映画化。異国の地に嫁ぎ、帰国後、夫を早くに亡くしながら、女手一つで娘2人を育て上げた母親の深い愛を、おいしそうな料理とともに描く。原作者の妹、一青窈が主題歌を手がけている。
主人公の妙(木南晴夏)の母、かづ枝(河合美智子)は、優しい台湾人の夫とその家族に囲まれて幸せな生活を送っていた。2人の娘が生まれて一家は東京に移り住むが、間もなく夫が他界してしまう。残されたかづ枝は、義母から教わった台湾料理を心の支えに、常に笑顔を忘れずに2人の子供と苦難を乗り切っていく。