映画「スリー・ビルボード」の一場面 ©2017 Twentieth Century Fox

【シネマプレビュー】 スリー・ビルボード


 舞台は米ミズーリ州の田舎町、エビング。郊外の道路沿いに立つ3枚の巨大な広告看板に、地元警察のウィロビー署長(ウディ・ハレルソン)をなじる文言が掲げられる。娘を殺されたミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)が、進展しない捜査に業を煮やして出したものだったが、署長を慕うディクソン巡査(サム・ロックウェル)はじめ、町の人々はミルドレッドに批判的な態度を取る。

 怒りは怒りしか生まないという復讐(ふくしゅう)の連鎖と、それを乗り越えるのは愛の力だという真理を、イギリス出身のマーティン・マクドナー監督は、米中西部の極めて閉鎖的な社会を背景に娯楽性満載で描く。ミズーリの雄大な風景をたっぷりと見せることで、対照的に人間の心はいかにちっぽけなものかが強調され、説得力を持つ。

続きは、http://www.sankei.com/entertainments/news/180202/e...





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