女性の社会進出と価値観の変化を描いた韓国映画「漂流島」(1960年)

《四谷三丁目》韓国文化院で1950~60年代の不朽の名作4本上映


 韓国に映画産業が根付く1950~60年代に生まれた不朽の名作4本を紹介する特集上映会が4月10日から4回にわたって、韓国文化院(東京都新宿区)のハンマダンホールで開催される。

 特集作品は、「誤発弾」(61年、ユ・ヒョンモク監督、4月10日上映)▽「5人の海兵隊員」(同、キム・ギドク監督、同24日上映)▽「地獄花」(58年、シン・サンオク監督、5月18日上映」▽「漂流島」(60年、クォン・ヨンスン監督、同29日上映)。

 4本が製作されたのは、朝鮮戦争後、韓国が経済発展を最優先の課題としていた時期にあたり、従来韓国社会を支配してきた儒教的道徳の衰退、女性の社会進出、ライフスタイルの西欧化-など国民の価値観に大きな変化が生まれた。

 今回上映する4本の作風にも影響は及んだ。例えば「漂流島」の女性主人公で、喫茶店経営者のヒョンヒ(ムン・ジョンスク)。婚姻関係のない男との間に娘をもうけたり、友人の夫で新聞社の論説委員と不倫関係に陥るなど、経済的に自立した女性の孤独で奔放な生き方が描かれている。

続き、http://www.sankei.com/entertainments/news/180330/e...





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