韓国の鬼才、パク・チャヌク監督が、英国の小説家、サラ・ウォーターズの「荊(いばら)の城」を、日本統治下の朝鮮半島に舞台を移して映画化。詐欺師の一味、スッキ(キム・テリ)は、豪邸に住む令嬢、秀子(キム・ミニ)のメイドになることに成功する。莫大(ばくだい)な財産が目当てだったが、やがて秀子のあでやかさのとりこになり…。
二重三重に入り組んだ謎解きの妙味もさることながら、2人の女優の妖艶(ようえん)さと美術セットの豪華さに目を見張る。日本の春画を含めて、エロスの多様な芸術性に酔いしれた。3日、東京・日比谷のTOHOシネマズシャンテほかで公開。2時間25分。(藤)