毎年のように作品を作り続けている現在81歳のウディ・アレン監督が、「地獄の黙示録」「ラストエンペラー」などの名カメラマン、ヴィットリオ・ストラーロを撮影監督に招き、1930年代の米ハリウッドとニューヨークを対比させる形で、軽妙でおしゃれなコメディーを撮り上げた。
大物エージェントの叔父(スティーヴ・カレル)を頼ってニューヨークからハリウッドにやってきたボビー(ジェシー・アイゼンバーグ)は、叔父の秘書、ヴォニー(クリステン・スチュワート)のとりこになる。「恋人がいる」と聞かされても、猛烈にアタックをかけるボビーだったが…。
何より年齢を感じさせないアレン監督流のスピーディーさにほれぼれする。中でも傷心のボビーがニューヨークに戻ってからは、まさにジェットコースター並みの急展開で小気味よい。