なぜ納豆は健康に良いと言われているの?そんな疑問を解き明かす「納豆マメ知識」と、納豆を日々の食卓に取り入れられる納豆アレンジレシピを、5回にわたって紹介する本連載。第3回は、納豆菌によってもたらされる健康効果についてお伝えします。
納豆菌を煮豆にかけると納豆菌が増えて煮豆が発酵し、納豆になります。この段階で、タンパク質を分解してアミノ酸などの旨みのもとになる成分や、ビタミンK2、ナットウキナーゼなど煮豆にはない栄養成分が生み出されます。
ビタミンK2にはカルシウムを骨にくっつけて丈夫な骨を作る作用、ナットウキナーゼには血栓を溶かす作用などがあり、原料の大豆(煮豆)が納豆になることで、健康効果がプラスされるのです!
今回のレシピは「納豆と長芋のもっちり揚げ」。栄養士でフードコーディネーターの永倉いちず先生が教えてくれました。
≪永倉いちず先生のコメント≫
健康効果の高いネバネバ食材である長芋と納豆を合わせることで、効果が倍増! 納豆などに含まれるネバネバ成分を普段から摂ることにより、鼻やのどの粘膜が強くなることが見込まれ、健康効果も期待できます。 ちょっと一品ほしいときに、さっとできる簡単レシピ。おつまみにもオススメです。
【材料】2人分
納豆:1パック
納豆のたれ:1袋
長芋(または大和芋):120g
片栗粉:大さじ1(大和芋の場合は必要なし)
醤油:小さじ1/4
焼き海苔:1/2枚
サラダ油:適量
ししとう:お好みで
【作り方】
①海苔を6等分の長方形に切る。
②皮をむいてすりおろした長芋に、納豆と納豆のたれ、塩、片栗粉を混ぜる。
③多めの油を熱したフライパンにタネをスプーンなどですくって入れ、両面をこんがりと焼く。①の海苔を巻いて器に盛る。
できあがり!