美容業界でも、ニュースタンダードが続々誕生。お隣韓国では、どんなアイテムが流行っているのでしょうか?《FEMMUE》のケリーにお話を聞きました。
小木:韓国も大変な時期だと思うけど、ケリーは生活に変化があった?
ケリー:まず、海外へ自由に行けなくなりました。
小木:いろいろと飛び回ってたもんね。じゃあ久々にゆっくりと過ごせてるの?
ケリー:はい。久しぶりに静かな時間を過ごしています。これまではたくさんの国を巡り、仕事ばかりの忙しい日々だったけど、いまは自分の時間をちゃんともてるから、その時間を満喫しようと思っています。私は、この数年間ずっと走り続けていたから、マインドリセットするいい時期になっているんですよね。
小木:いろいろと見直すいい機会だよね。ところで、韓国の美容業界では、新しいムーブメントは生まれてる?
ケリー:マスク着用の影響で、スキンケアやメイクも変化しつつありますね。
小木:やっぱりそうなんだ。それは日本も同じで、マスクの悩みを解決する美容アイテムへの注目度は高まっているよ。
ケリー:韓国でも、マスクにつきにくいCCクリームやトーンアップクリームは再び流行っているし、ファンデーションは最小限にしか塗らないという人は増えていますね。あと、マスクとの摩擦によるメイク崩れを防ぐために、フィックスミストやルージュパウダーも人気です。
小木:とくに夏場はメイクが崩れやすくもあるしね。
ケリー:とはいえ、マスクを外すときもあるから、メイクを一切しないというのも難しいですよね。だからリップであれば、発色が長続きしてマスクにつきにくいティントが流行っています。あとは、マスクによる唇への摩擦をケアするためにリップクリームも。
小木:マスクメイクにおける最重要ポイントでもある、目もとは?
ケリー:濃いアイメイクは、やっぱりマスクと合いませんよね。韓国でも立体感のあるカラーメイクは流行ってますよ。
小木:日本と同じだね。スキンケアはどんなトレンド?
ケリー:マスク着用による肌トラブルに悩んでいる人は多いと思います。だから、敏感肌向けのスキンケアの人気が高まっています。できるだけ肌に刺激を与えないようなジェントルクレンジングや、アルコール成分の入っていないトナーが人気ですね。あとは、ミストを頻繁に使って肌を潤わせたり、オイルやクリームで摩擦を軽減するための工夫も。
小木:《ファミュ》のローズソフトナーもよさそうだよね。
ケリー:ありがとうございます(笑)。以前の私は、月に何カ国も出張で訪れていたのですが、頻繁な環境の変化のせいで肌荒れが絶えませんでした。とくにヨーロッパの硬水は私の肌にあわなくて、肌が硬くなっちゃうんですよね…。そんな悩みをなんとかしたくて開発したのがソフトナーなんです。だから肌トラブルに悩んでいる方にはおすすめのスキンケアアイテムです。
小木:最後に、日本のファンにメッセージをお願いします!
ケリー:いまはマスクによって肌が敏感になり、苦しい思いをすることもあるかと思います。でも、考え方を変えた瞬間、頭もすっきりし、肌に活気が出ることを経験できるはずです。こんなときだからこそ、自分のための時間を大切にして過ごしてみてください。
小木:ありがとう! また直接会える日を楽しみにしてます!
《THIS MONTH GUEST》
《FEMMUE》創設者 Kelly S. Chung(ケリー・ジョン)さん
女性の美しい変化の瞬間をとらえ、サポートしたいという想いから、2015年に韓国でスキンケアブランド《ファミュ》を創設。ブランドのキーボタニカルは済州島の特産物であるカメリア。
instagram:@so_kelly_chung_
ROSE SOFTENER
8月に発売されたばかりのローズ ソフトナーは、お肌の柔軟剤といわれるふんわりとやわらかな肌に整えるダマスクローズのブースター(3600円)。敏感に傾いた肌をやさしく包み込みケアしてくれる。