マンガの中で使われるおなじみの手法で、登場人物の心理状態や周囲の状況を“ドキドキ”、“シーン”、“ドーン”などの音として文字に表現することを「オノマトペ」といい、見慣れた表現方法となっています。これを、読む行為から体感できるアートに変換した作品「onomatopee(オノマトペ)」が25日(土)と26日(日)、Basement GINZA(中央区銀座)で無料公開されます。
会場はビルの地下1階。階段を下りてフロアに入ると、何の展示品もない空間が広がっています。ところが、奥へ行き、壁の前に立ち、話したり、手をたたいたり、足踏みをしたりすると・・・・。ワー、おもしろい! 突如、壁や床に、さまざまな大きさの“ドンドン”や“ガヤガヤ”“シーン”などの文字が表れます。

これは、床や天井にはめ込まれたセンサーが、人の動きに反応し、文字を投影するような仕組みになっているから。反応する動きとは、「話す」「手をたたく」「足音を立てる」「静かにする」「床のひび割れを踏む」の5種類です。
ちょっと話しかけるときと、大勢で話をしているときでは、壁に出てくる文字の数も違ってきます。
