国内有数の温泉地、大分の冷泉足湯が東京・銀座の旅行代理店H.I.S.銀座本店に期間限定で設置されました。店内入口のすぐ脇にある木製ベンチに腰をかけ、湯船に足を浸せば、都会の暑さもいくぶん和らぎそうです。
この足湯は、4月に熊本県や大分県を襲った地震の復興支援として九州地方への観光客誘致を目的に、温泉酵素を生かした化粧品などを開発・販売し直営店「おおいた温泉座」を展開している大分県のサラヴィオ化粧品がH.I.S.と共同でオープンしました。足湯のそばの棚には、温泉由来の入浴剤や化粧水、かぼす胡椒など大分の物産品が並び、購入することもできます。
足湯の成分は、大分の温泉と同じで、あせも、冷え性、疲労回復などの効能があるそうです。温度は27度に設定し、涼しさを感じられる冷泉になっています。
温泉ソムリエでもある、サラヴィオ化粧品の広報宣伝部、有川宜信さんは「世界中の温泉には、炭酸泉や硫黄泉など11泉種があります。国内の温泉では1県あたり2~3種類ですが、大分には10種もの泉種が揃っています。その上、大分は泉種、泉源数、利用湧出量のすべてが日本一です」と胸を張ります。
足湯を体験し九州観光に興味を持ったら、さっそく2Fのカウンターで旅行の相談・申し込みもできます。「現在、大分は地震の影響もなく落ち着いています。どこの温泉も大丈夫なので安心して来て下さい」と有川さん。足湯は9月10日まで。H.I.S.銀座本店で九州旅行の申し込みをすると先着500人に「温泉トラベルセット」がプレゼントされます。