「Paper Garden –atelier oï and SPREAD」の会場 © Ooki Jingu

≪表参道≫スイスと日本の感性が響く、和紙で彩る光の空間


 スイスのデザインスタジオ atelier oï(アトリエ オイ)と日本のクリエイティブユニットSPREAD(スプレッド)が、異なる性質の和紙を用いて空間を彩るエキシビション「Paper Garden –atelier oï and SPREAD」が、港区南青山のスパイラルガーデンにて9月11日まで開催されています。

 会場には、「光」をテーマにした2作品を展示。一つは、アトリエ オイが手がけたユネスコ無形文化遺産に登録されている、岐阜県・美濃市の手漉(てすき)和紙を用いたシノグラフィー作品「Honminoshi Garden」。空間を漂う薄く軽やかな和紙のオブジェが、森の木漏れ日のような光と影を表現しています。

 もう一つの作品は、スプレッドが「色を貼る」という発想で空間をクリエーションするツールとして開発された新テープを使って制作したインスタレーション「HARU stuck-on design;」。色使いがふんだんで、光がさす森の情景や、光の本質そのものを感じることができます。

 作品と同じ名のこのテープは、特殊フィルムや粘着技術の最先端テクノロジーで知られるNitto傘下のニトムズが、スプレッドとともに和紙などの素材を使って生み出したもので、色は8種、サイズ展開もあり、さまざまな用途に使えそうです。会場で、購入することもできます(500円から)。入場無料。

「HARU stuck-on design;」(奥)と「Honminoshi Garden」(手前) © Ooki Jingu


本展を手がけた、アトリエ オイとスプレッド。奥左から、アルマン・ルイさん、小林弘和さん、手前左から、山田春奈さん、オーレル・エビさん、パトリック・レイモンさん © Ooki

Jingu


空間をクリエーションするツール「HARU stuck-on design;」。和紙をはじめとした3素材と8つのカラーファミリーからなる、色彩豊かなカラー展開が魅力 © Ooki Jingu


 会場:港区南青山5-6-23スパイラル1F スパイラルガーデン

 会場時間:11:00~20:00





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