タイの首都バンコクを拠点に活躍するアーティスト・マンガ家 ウィスット・ポンニミット氏のドローイングや版画を集めた展覧会「元の気/MOTO NO KI」が、港区の六本木ヒルズA/Dギャラリーで開催されています。
今回は、〝物事に、なんでも元がある なんの気でも、元の気がある 元気を探そう 元々あるもの 「元の気」を探す展覧会〟がテーマ。会場には、新作を含むドローイング14点と版画10点を展示。ドローイングは、絵具がキラキラしていて見入ってしまいます。
《見たことのないように、見て》
《Tree of Thoughts》(左)と《HAPPY NEW ME》
このほか、ポンニミット氏が描いたスケッチ(2000円~)に加え、クリアファイルやコースター、ラムネ菓子などのキャラクターグッズも手に入れることができます。
1976年にバンコクで生まれたポンニミット氏は98年にマンガ家デビュー。2003年から06年まで神戸市に滞在し、09年に『ヒーシーイットアクア』で、文化庁メディア芸術祭マンガ部門奨励賞を受賞しています。今年は、京都出身のロックバンド「くるり」がリリースした『琥珀色の街、上海蟹の朝』のプロモーションビデオの制作も手掛けました。主な作品に『マムアン』シリーズや『ブランコ』(小学館)、『ヒーシーイット』シリーズ(ナナロク社)などがあります。
タムくんの愛称で知られるポンニミット氏のほのぼのした作品を眺めながら、どこかにある「元の気」を探してみてください。12月11日まで。
ウィスット・ポンニミット展「元の気/MOTO NO KI」
会場:六本木ヒルズA/Dギャラリー(港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウェストウォーク3階 六本木ヒルズアート&デザインストア内)
開館時間:12:00~20:00(無休)
入場無料