仲間との再会、裏切り、命をかけた戦い。明治維新後の滋賀・大津を舞台に、破壊神・大蛇の復活をめぐり、さまざまな男たちのドラマが繰り広げられていく…。
累計発行部数120万部を誇る人気漫画シリーズ『曇天に笑う』。過去にはアニメ化、舞台化されてきた本作が、この春いよいよ映画化される。監督は『踊る大捜査線』シリーズ等、数々のヒット作を手がけてきた本広克行。20代の旬な若手俳優を中心にキャスティングされた本作の中で、主役を演じるのは福士蒼汰だ。
「愛情に溢れた、胸が熱くなるような作品です。”胸アツ”という言葉がまさにピッタリな映画。兄弟愛や友情など、男たちの絆や熱い気持ちのぶつかりあいが物語の随所に盛り込まれているんです。仲間のために命をかけて戦う、強くてかっこいい男たちの姿が胸に迫ります」
福士が演じるのは、町の平和を守る”曇三兄弟”の長男・曇天火。弟思いで底抜けに明るい天火というキャラクターを演じるために、福士は各登場人物との関係性を丁寧に捉えながら、主人公の人物像を探っていったのだという。
「曇三兄弟は両親を亡くした過去がある。だから、天火には単なる兄という役割だけでなく『俺は弟たちの父親代わりなんだ』という感覚もあるんです。かつての仲間であった、犲という隊員たちや、居候の白子も、”友情”を超えたある意味家族のような存在でもあったりします。周囲の人物一人ひとりのそんな背景や、主人公との関係性を意識しながら演技に挑みました」
本作では総勢14名の主要キャストが全員男性、というのも大きな見どころ。彼らの華麗なアクションシーンと熱いドラマに、きっと釘付けになってしまうはず。
ふくし そうた
1993年5月30日、東京生まれ。2011年に俳優デビュー。2013年、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で注目を浴び、2014年、映画『好きっていいなよ。』『イン・ザ・ヒーロー』等、多数の話題作に出演。第38回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞を果た

『曇天に笑う』
3月21日(水)より全国ロードショー 監督:本広克行 脚本:髙橋悠也 原作:唐々煙『曇天に笑う』(マッグガーデン刊) 出演:福士蒼汰/中山優馬/古川雄輝/桐山漣/大東駿介/小関裕太ほか 配給:松竹