色鮮やかなハイブランドスーツに身を包んだ紳士たちの笑顔に、思わずハッとさせられます。今もなお内戦の続くアフリカ・コンゴ民主共和国で、ファッションを通じて平和を訴えている紳士集団「サプール」。その姿を撮影した写真展「THE SAPEUR サプール写真展~平和をまとった紳士たち~」が10日(火)まで、大丸東京店で開かれています。


サプール(SAPEUR)は、「おしゃれで優雅な紳士協会」を意味するフランス語に由来する造語です。90年以上も続く独自の文化で、世界最貧国の一つと言われるコンゴでは尊敬される存在です。彼らは平均月収約3万円という生活のなか、1着30万円以上もする高級スーツやアクセサリーを購入し、身にまとい、町を練り歩きます。個性的なステップを踏み、おしゃれなポーズを取り、「服が汚れるから戦わない」という平和の美学を発信しています。
現在は世界中に移住しているサプール。女性や子供のサプールもいますし、ヨーロッパのファッション業界で活躍する人もいます。


彼らの活動に魅せられたカメラマン、SAP CHANOさんが撮影した作品200点以上をムービーとともに展示します。会場には、ソファなどおしゃれなインテリアやサプールのフォトパネルを配置したフォトスポットもあり、サプール気分が味わえます。
また、サプールをあしらった付箋やクリアファイルや、サプール風のシャツなどオリジナルグッズも販売しています。
【大丸東京店 11階催事場】
会期:10月10日(火)まで
時間:10時~20時(19時30分最終)
※金曜日は21時まで (20時30分最終)
※最終日は18時まで(17時30分最終)
入場料:高校生以上500円
問い合わせ:03-3212-8011(大代表)