ライクイットはプラスチック製品製造業の吉川国工業所(1932年創業)を母体としている。ボックスとインナーを組み合わせて使える「ライクイット タイディアップボックス」は発泡成形による大理石のような模様が特徴。

ACTION21 #ライクイット株式会社 使い捨てない資源循環型のプラスチック製品[#サステナアクション]


 “サステナブル”な“アクション”を発見!


機能的で丈夫、さらにサステナブルな収納ケースの大ファンです!

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サステナアクション
スペシャルアンバサダー

大木聖美

整理収納アドバイザー。暮らし評論家。防災備蓄プランナー。暮らしに関するセミナー講師や片付けサービス、モデルルームの収納監修、新築リフォームの間取り相談など幅広く活躍中。

@wagamichilife


整理収納アドバイザーの大木聖美さんが、ライクイット株式会社の吉川和希さんにインタビュー。バイオマス素材によるサステナブルなものづくりについて聞いた。

大木:20年前に購入した御社の収納ケースをいまも愛用中です。プラスチックは掃除がしやすく清潔を保ちたいキッチンにはもってこいですね。

吉川:プラスチックは環境への負荷などクリアすべき課題の多い素材ですが、酸やアルカリに強く、煮沸して滅菌できる強みもあり、医療現場などでも欠かせない素材です。大木さんが使っていただいている収納ケースは、デザインはそのままに、いまではリサイクル素材を30‌%入れて製造しています。

大木:同じデザインの収納ケースをいつでも買い足せる安心感がいいですね。バイオマス素材を取り入れ始めたのはいつからですか?

吉川:10年ほど前で、サトウキビ由来のポリエチレンとの出会いがきっかけです。弊社の母体、株式会社吉川国工業所は93周年を迎えますが、幼いころから祖父や父が世の中のためにと、プラスチック製品の製造に励む姿を見てきました。その一方、世間ではプラスチックは環境に対して悪とされ微妙な気持ちでした。大人になって仕事を始めてからは、ものづくりを行う立場として環境負荷を積極的に減らす責任があり、それがお客さまの利益にもつながると考えるようになりました。サトウキビ由来のポリエチレンの価格は従来の材料の3倍以上でしたが、まずは弊社の代表的な製品、ランドリーバスケットへの採用を決めました。以降、お客さまの快適な生活につながることに徹底的に取り組むことを方針とし、2030年までに全商品の30%を環境にやさしい素材に切り替えることを目標としています。

大木:この「タイディアップボックス」もサステナブル素材ですか?

吉川:はい。プラスチックに空気を混ぜる発泡成形によって多孔質にし、強度を保ちながらプラスチック使用量を減らしました。軽量化により輸送時の温室効果ガス使用量も削減できます。そのほか、植物由来の繊維結晶体を複合させた新素材セルロースナノファイバーを、京都大学と連携して実用化開発を行うなど、プラスチックの素材開発も行っています。

大木:機能性やデザイン性から御社の製品を選ぶことが多いのですが、商品のサステナブルな背景を知って、とてもうれしくなりました。

吉川:私たちが目指すのはお客さまの快適な生活を実現するためのものづくりで、本当にいいものだと実感し愛着をもって使い続けてもらえてこそ。そうして自然なかたちで商品の背景にも興味をもっていただくことで、世界の持続的発展につながる輪を広げていければと考えています。

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大木さんと吉川さん(右)。大木さんが手にするのは海洋プラスチックを混ぜてつくるランドリーバスケット。ライクイットでは「混ぜる」をキーワードにサステナブルな素材開発に取り組む。


メトロポリターナの
#サステナアクションプロジェクト

メトロポリターナでは、“人の暮らしや社会、環境をよりよくするちょっとしたアクション”を「#サステナアクション」と名づけ、社会課題に興味を持ちアクティブに行動するサステナアクションスペシャルアンバサダーとともに、サステナブルな社会の実現を後押ししていきます。詳しくはinstagramをチェック!

@sustaina.action





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