思い返せば今年の夏は、電気が足りなかった。この冬も、見通しはなかなか厳しそう。全国各地には7年ぶりの節電要請。このピンチは、みんなで乗り切る必要がある。節電の必要性を理解して、無理なくあたたかい暮らしをしていこう。
エクササイズで、節電BODYへ
筋肉は体内に備わるストーブみたいなもの。食事で燃料を供給して、運動で酸素を送り込めばよく燃える。つまり筋肉量が増えれば、発熱量も増える。健康的で引き締まったカラダは、寒さに強い節電BODYでもあるのだ。そんなカラダをつくるために、ジムに通ってもいいしヨガやサイクリングをするのもいい。まずは手軽に、ウォーキングやランニングから始めてみるのもいいかもしれない。美容にも健康にも良くて、節電にもつながる。そんなエクササイズを、自分のライフスタイルに合わせて、できることからやってみよう。
ディマンド・リスポンスって?
ディマンド・リスポンスとは
電力の需要状況に応じたタイムリーな節電要請を行う仕組み
ディマンド・リスポンスの一例として、節電の後押しをする政府の補助を受けた電力会社がさまざまな「節電プログラム」を実施中。節電要請に応じた消費者は、ポイントなどの特典を得ることができる。
電気は急に増やせない。だから、需要を、供給に応じて合わせる
電力の需要と供給の量は、一致していないといけないが、供給は簡単には増やせない。では、急な需要増加があったときにどうすればいいのだろう?そこで登場するのが、ディマンド・リスポンス(DR)という考え方。“需要=Demand”を、供給に“応じて合わせる=Response”という需給調整の方法だ。
電力不足の場合であれば、消費者に節電を促して、需要を抑えることがDRになる。その方法は大きく分けて2種類ある。
ひとつは、電力使用量ピーク時の電気料金の値上げをするということ。そうすることで、ピーク時の節電を促すことになり、たとえば工場などの稼働を、電気代が安い夜間へとシフトすることにもつながる。
もうひとつが、節電要請に応じた消費者に、ポイントなどの特典を与える方法だ。その例として、政府と協力した電力各社がさまざまな「節電プログラム」を現在実施している。詳しくは、契約している事業者のHPなどを見てみよう。
データ提供:資源エネルギー庁 https://www.enecho.meti.go.jp/