好きな水槽の前で寝袋をしいて眠れます

≪池袋≫魚と眠る夜?!サンシャイン水族館のお泊まり女子会がすごい


 夏に出かけたいリラクゼーションスポットの一つ、水族館。ふわふわゆらゆら泳いでいる魚たちを眺めていると、「ああ、このまま眠ってしまいたい…!」。そんな気持ちになってしまうこともありますよね。実は近年、そんな願いに応えて全国各地の水族館で宿泊イベントが行われているのです。家族連れや子供対象の水族館も多いのですが、池袋のサンシャイン水族館ではなんと、20歳以上の女性を対象にした「オトナ女子の夜ふかし水族館」が開かれているとか。毎年かなり盛り上がるイベントだそうで、詳しく話を聞いてみました。
 

夜ふかし水族館トーク.jpg♂♀トークの模様。楽しい話題にお酒もすすみます。

 「普段はなかなか見ることができない夜の魚の姿を間近に見ていただけるイベントで、水族館の年間パスなど記念品ももらえるので、毎年抽選になるくらい人気なんです」と話すのは、広報担当の中山映未さん。とくに盛り上がるのは、大型水槽「サンシャインラグーン」の前で夜10時から始まる「♂♀(おすめす)トーク」コーナー。「アシカの夫婦形態は?」「カメはどうやって交尾するの?」などなど〝海の生き物たちの夜の生態〟をテーマにクイズを交えつつ、飼育スタッフがとっておきのエピソードや動画を披露します。去年はカメの交尾シーンに悲鳴や歓声が上がるなど、予定時間をオーバーしてしまうほど大盛り上がり。お酒とおつまみもいただけますので、まさに「オトナ女子の夜ふかし」が楽しめます。


夜ふかし水族館バックヤード.jpg大型水槽サンシャインラグーンの裏側に潜入!

 もちろん、バックヤード見学や夜の館内ツアーもあります。夜は館内音楽もオフになり、照明も暗くなるので、昼間とはまた違った雰囲気になります。サンシャインラグーンでは、昼間よりゆっくり泳ぐ魚たちがいる一方、ドクウツボなど普段岩場に隠れている夜行性の魚は、ニョロニョロと活動的になります。また、チョウチョウウオなど、昼間は明るい色をしているのに、夜になると暗くなり模様が変わる魚や、ブラックライトで光るサンゴもいるそうです。

 

夜ふかし水族館くらげ.jpgふわりうむでは頭上をクラゲがゆらゆら

 夜は基本的にどの水槽前で寝てもOK。一番人気はやはり、大型のエイをはじめたくさんの魚たちが舞い泳ぐ「サンシャインラグーン」前ですが、クラゲのトンネル「ふわりうむ」も人気が高いそうです。今年ならではのオススメスポットは非常に珍しい「ゾウギンザメ」。象のような長い〝鼻〟が特徴で、大きな胸びれを上下に動かして優雅に動く姿がとっても愛らしい魚です。日本国内でも2カ所でしか展示されていないという激レア生物で、現在さらに珍しいゾウギンザメの卵も展示されています。ファンにとってはたまらないスポットです。

 

夜ふかし水族館ゾウギンザメ.jpg象のように長い〝鼻〟が特徴のゾウギンザメ

 眠っていると、水槽のコポコポという水音が耳に優しく響き、遠くにはアシカのいびきやブオーブオーという鳴き声も聞こえます。目を開ければ、水槽をゆったりと泳ぐ魚と目が合うことも。まるで海の中で寝ているような不思議な感覚が味わえますよ。

 館内で朝食をとった後は、屋外エリアのマリンガーデンでケープペンギンやコツメカワウソなどとふれあえるグリーティングタイムもあります。退館後にはイベントの参加証を示せば、特別展「へんないきもの展3」を無料で観覧できますし、また年間パスを使って再入館し、昼と夜の水族館の違いを楽しむのも、〝通〟で良いかもしれませんね。

 サンシャイン水族館では6月7日(金)まで、イベントの参加希望者を募っています。この機会に是非、水族館ならではの女子会を楽しんでみてください。

 

夜ふかし水族館グリーティング.jpgケープペンギンやコツメカワウソとのふれあいタイムも

 

【オトナ女子の夜ふかし水族館】

日時:6月22日(土)18:00~23日(日)8:30頃

場所:サンシャイン水族館 豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上

定員:30組60名(2名1組)

対象:20歳以上の女性

料金:1名あたり14000円(食事代、寝袋レンタル代、保険加入料、サンシャイン水族館年間パスポート引換券、タイムズスパ・レスタ入館券、諸費用込み)※事前入金制

参加申込:WEBの申込フォーム(https://sunshine-jyoshido.com/lesson-event/yofukashi19/
申込期間:6月7日(金)23:59まで ※応募者多数の場合抽選

 


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