麻布台ヒルズ 森JPタワーの地下には中圧ガスを燃料とする常用発電システム(CGS)があり、麻布台ヒルズエリアの電力を常日頃から支えている。電力はすべて「RE100」に対応する再生可能エネルギー。

「THE SUSTAINABLE CITY」ヒルズのヒミツ 2

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 街はどうあるべきなのだろう?これからの街づくりのヒントを探しに、サステナアクションスペシャルアンバサダーの遥渚(halu)さんが、麻布台ヒルズを訪れました。


KEYWORD 2
SAFETY

 「今日は、麻布台ヒルズの隣にある西久保八幡神社のお祭りの手伝いに行くんです」と言う森ビル開発事業部・永井翔大さんに、「どうしてお祭りに?」と遥渚さん。「地元に根付く大切な文化を守るため、何年も前から私たちもご一緒しているんです」と永井さんは話す。森ビルは、昨年11月に開業した麻布台ヒルズを具現化するにあたり、1989年から虎ノ門・麻布台地区の権利者とともに、このエリアの再開発計画を進めてきた。

 永井さんはもともと「橋梁のような、人々のライフラインを支えるスケールの大きな建造物に携わりたい」と都市開発を手掛ける森ビルに入社。虎ノ門・麻布台地区の都市計画が決定した2017年に開発事業部に異動し、よりよい街づくりのために地元住民の意見を丁寧に聞き取り、計画に反映させるように尽力してきた。「地元の皆さんにはとてもよくしていただいており、お食事にお招きいただくことも。家電の故障など、ちょっとした困りごとのご相談をいただくことや、引越しのお手伝いに駆けつけたこともあります」と話す永井さんに「すっかり街の一員ですね」と遥渚さん。「長くこの街に向き合ってきたので、このエリアは第二の故郷のようなものです。再開発にあたって地元の方々からは『新しい街にも再開発前の記憶を残したい』と要望をいただきましたが、その気持ちもよく理解できるんです」(永井さん)

 再開発前の虎ノ門・麻布台地域は老朽化した木造住宅が密集し、道路は緊急車両が入り込めないほど道幅が狭く、防災面での課題も多かった。そこで森ビルはこれまでの都市開発の経験をいかして地域の人々とともにエリアの課題と向き合い、災害に強く住みやすい街を整備する都市計画を提案。日本の顔となるような街の未来形を構想した。いまでは当初の防災面での課題は解消し、幹線道路へのアクセスの悪さという交通面の課題も、「桜麻通り」と「尾根道」の整備によって改善。駅への移動もバリアフリー導線の整備によって、多様な歩行者が便利に行き来できるようになった。

 「街はつくって終わりではなく、完成したときがスタートなんです」と語る永井さん。「街は何十年、何百年と続いていくもの。だからこそ、この街をしっかりと未来へ引き継いでいけるよう、権利者の皆さんはもちろん、街に集う方々とともに、麻布台ヒルズを盛り上げていきたいです」
 

《NAVIGATOR》

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いま生きている人はもちろん、未来に生きる人も
見据えた「街づくり」をしていきたいと思っています

森ビル株式会社
開発事業部開発2部
永井翔大さん

大学では土木工学を専攻し、「社会に影響力のある建造物を創り育む仕事」を志して2015年に入社。オフィス事業部営業推進部を経て、2017年より開発事業部に従事する。麻布台ヒルズの再開発に賛同した権利者約300名のうち30名ほどを担当。

 

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麻布台ヒルズは商業施設のイメージが強かったけれど、この街に住んでいた人たちの想いとともにつくられた街だと知りました。災害にも強い街なんですね!

サステナアクション
スペシャルアンバサダー
遥渚(halu)さん

健康的な食のプロデュースや、ロー&ヴィーガンスイーツブランド「mari」にて商品企画・販売を行う。インスタグラムでは、日々のウェルネスでサステナブルなコト・モノを発信中。
@haluchn


WALK AROUND AZABUDAI HILLS

安全・安心な
街のポイントをめぐる

森ビルの手がける街、ヒルズの住みやすさの秘密は、災害時に逃げ込める安全・安心な街づくりにある。超高層ビルには高度な耐震構造を採用し、建物の揺れを軽減。また、六本木ヒルズや麻布台ヒルズなどでは、災害に強い中圧ガスを燃料とする常用発電システム(CGS)があるため、大規模災害等により広域停電が発生した場合でも平常時と変わらず継続的に電力供給ができる。森ビルでは全社員を対象に、災害時に迅速な初動対応が取れるように訓練を実施し、救命技能認定の取得が義務付けられている。さらに有事には夜間・休日でも駆けつけられるよう徒歩圏内に防災要員として社員が居住している。「防災要員は年9回の訓練が義務付けられ、管理職の方は、有事に備えて交代で宿泊もされているとのこと。街に住む人や、仕事や買い物をする人も心強いですね」と遥渚さん。

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再開発前の虎ノ門・麻布台地域は低層の木造住宅が密集し、建物の老朽化が進み、幹線道路への交通の便も悪かった。

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桜田通りと麻布通りを結ぶ道路として新設された桜麻通りは歩車分離の幅員12mの道路として整備された。

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備蓄倉庫には水や食料品、非常用ベッドやナプキン、おむつなど、帰宅困難者3600人が3日間一時滞在できる生活用品を備蓄。

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商業店舗が集積するガーデンプラザ内にある、全長およそ11メートルの吹き抜け空間は、高低差があった再開発前の地形の記憶を継承している。


空中・地上・地下を最大限に生かす
Vertical Garden City(立体緑園都市)

 森ビルは創業以来、「都市を創り、都市を育む」の理念のもと都市開発を進めてきた。1980年代以降はアークヒルズ(1986年)を皮切りに、オフィスや商業施設だけではない大規模複合開発を推進。空と地下を有効活用し、そこに職、住、遊、商、学、憩、文化、交流など多彩な都市機能を立体的重層的に組み込む「Vertical Garden City(立体緑園都市)」という手法のもと、「安全・安心」、「環境・緑」、「文化・芸術」を重視。低層の木造密集地域を耐震性の高い超高層ビルに集約することで生まれたスペースには広域交通網など都市インフラを整備し、人々が憩える緑地も創出。災害に強いだけでなく、都市部に豊かな自然を生み出すとともに人々に交流や文化を楽しむ場もつくりだせる。

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