街はどうあるべきなのだろう?これからの街づくりのヒントを探しに、サステナアクションスペシャルアンバサダーの遥渚(halu)さんが、麻布台ヒルズを訪れました。
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WELLNESS
コロナ禍を経たいま、世界中でウェルネスへの関心が高まりつつある。心身ともに健康で豊かな暮らしを続けていくには、どうすればいいだろう? そんな課題と向き合いながら、食やフィットネス、医療など、あらゆる分野がアップデートを続けている。この課題に先駆けて取り組んできた森ビルは、そこに暮らすことで人々が健康になれる街「麻布台ヒルズ」をつくりだした。「ウェルネスな街づくりとは?」と問う遥渚さんに、「日常の営みの中で、健康に関わる要素を自然に享受できる街です」と、営業本部ウェルネス推進部の平野万紀子さんは話す。麻布台ヒルズの開発コンセプトの軸は「グリーン&ウェルネス」。地域や環境そのものがそこに暮らす人々を健康へと導く、「ゼロ次予防」を叶える街づくりを進めた。
2.4ヘクタールにもおよぶ広大な緑地や、人々の健康とウェルビーイングに焦点を当てた国際認証の最高位を取得した建物環境、他者とのコミュニケーションが取りやすい仕掛けなど、あらゆる街の機能が人々のウェルネスを支えている。さらに、ランニングやフィットネスなどのさまざまなイベントを通じて健康的な生活習慣を実践できるようにするだけでなく、定期的な健康診断や健康相談によって病気の早期発見を目指す仕組みづくりも行っている。「街全体で心と身体の両面から健やかに暮らせる環境を整えています」と平野さん。「健康に暮らせる環境は、誰にとっても必要ですね」(遥渚さん)
麻布台ヒルズのウェルネスに関する取り組みの中心は、慶應義塾大学との連携だ。同大学病院内に設置されていた予防医療センターが麻布台ヒルズに移転し、健康な人々から病気になる前の不調を抱える人々まで、一人ひとりの体や心の変化をいち早く発見してサポートする新しい予防医療を提供している。「医療機関と街が連携したウェルネスへの取り組みは、ほかの街にはないユニークなもの。これからも、利用者が健康になる仕組みを、フィットネスジムなど街のあらゆる施設と協力しながら育てていきたいですね。そうして麻布台ヒルズ全体で健康をつくる雰囲気を醸成し、人々のウェルネスを実現する街のモデルにしていきたいです」と平野さんは語る。「ウェルネスに向けた新しい挑戦に、これからも注目していきたいです!」(遥渚さん)
《NAVIGATOR》

地域や企業、医療機関との連携によって
ウェルネスな街を実現させたい!
森ビル株式会社
営業本部ウェルネス推進部
平野万紀子さん
2015年入社。財務部、経営企画部を経て、2019年より営業本部ウェルネス推進部にて「虎ノ門・麻布台プロジェクト」に参加。慶應義塾大学予防医療センターとの連携を中心としたウェルネスな街の仕組みづくりを推進している。

健康的な食、運動しやすい環境、自然やアートなど、心身ともに健やかに過ごすために欠かせない要素がそろっているのは、麻布台ヒルズの魅力ですね!
サステナアクション
スペシャルアンバサダー
遥渚(halu)さん
健康的な食のプロデュースや、ロー&ヴィーガンスイーツブランド「mari」にて商品企画・販売を行う。インスタグラムでは、日々のウェルネスでサステナブルなコト・モノを発信中。
@haluchn
WALK AROUND AZABUDAI HILLS
食や運動の面からも
ウェルネスをサポート!
麻布台ヒルズでは、多彩な施設が連携して人々のウェルネスをサポートしている。森JPタワーにある会員制施設ヒルズハウス内のカフェテリア、クラブラウンジではWELL認証※基準を満たす健康的なランチメニューを食べられる。モバイルオーダーの際にメニューの栄養成分やカロリーが確認でき、分量(Sサイズ、Lサイズ)も選べる。「ヴィーガン対応メニューがあるのもいいですね」と遥渚さん。食に関する会員限定イベントも定期的に開催。「 Table For Sustainability 」では、参加者が腸内環境に良いメニューを考案し、実際に期間限定メニューとしてカフェテリアで提供。運動面では麻布台ヒルズの周囲約1.2キロメートルにNIKE監修のランニングルートがあり、定期的にランニングやフィットネスのセッションを開催している。
※2014年に米国で生まれた、建物環境が人の健康とウェルネスにどのような影響を与えるかを評価する世界初の建物基準。評価項目は空気、水、食物、光、運動、心、コミュニティなど多岐にわたる

慶應義塾大学予防医療センターの待合室は落ち着いた雰囲気で、リラックスして検査に臨める。今後は睡眠や認知症に関する新たな検査の導入も予定。

麻布台ヒルズを囲むようにランニングルートが設置され、ルート付近にはマイボトル専用の給水所もある。

街ではヨガやピラティスなどの多彩なウェルネスプログラムを実施し、運動の機会を創出している。

森JPタワー33階にある会員制施設のヒルズハウスは、働く人のウェルネスの拠点。見晴らしのいいクラブラウンジでのランチメニューは週替わりで、和洋中の定食やヴィーガンメニューなど6種類から選べる。
都市の未来に向けて
創業以来、「都市とはどうあるべきか」を問い続け、環境、安全、文化などのテーマに着目しながら、人を中心とした都市づくりを行ってきた森ビル。麻布台ヒルズは、そんな森ビルが手がけた「ヒルズ」の未来形だ。人々のよりよい暮らしの実現に向けて「Modern Urban Village - 緑に包まれ、人と人をつなぐ『広場』のような街 -」をコンセプトに掲げ、都心にありながら“グリーン”と“ウェルネス”を実現する環境を生みだした。さらに、都市の低炭素化、生物多様性の保全、省エネルギー化、本質的な健康など、世界的に議論されているこれらの課題に対して、森ビルが考える一つの解を提案している。人生100年時代において、人間がいつまでも健康的な生活を送るためには、日々の生活からウェルネスを実現することが求められる。森ビルはこれからも、「住む」「働く」「遊ぶ」「憩う」「学ぶ」など、あらゆる都市の要素が凝縮されたこの街から、誰もが豊かに暮らせる街、新たな都市の未来を提示していく。
