ドン・キホーテ跡地に誕生した
ライフスタイル・ブティックホテル
再開発が進む渋谷はいま、新たなスポットが続々と誕生している。かつてあったあの場所も、気づいたら様変わり。夜遊びの待ち合わせ定番スポットでもあった、東急本店前のドン・キホーテも、そのひとつだ。
ドン・キホーテ渋谷店の跡地に8月末にオープンしたのが「道玄坂通」という複合施設だ。この施設は、低層階にショップやオフィスが、そして11階から上に入るのが、「ホテルインディゴ東京渋谷」だ。
IHGホテルズ&リゾーツ系列の中で、ホテルインディゴは立地のローカル色を強く反映するホテル。このホテルのテーマも「渋谷」だ。部屋に飾られたレコードジャケットや館内の装飾など、いたるところに渋谷の魅力が潜んでいる。高層階の部屋からは、スクランブル交差点も見えて、渋谷らしさを満喫するにはもってこいだ。
意外なことに、渋谷への外資系ライフスタイル・ブティックホテル進出はここが初。レストランやカフェでラグジュアリーなサービスを受けながら待ち合わせ。夜の街に繰り出すという使い方にも良さそうだ。

高層階の部屋からは渋谷の景色を一望できる。スクランブルビューの部屋からは、スクランブル交差点が。別の部屋からは、晴れた日に富士山を見ることもできる。

ソーサーにプリントされたハチ公。ストライプの柄は、スクランブル交差点に着想を得たものだとか。このように館内のいたるところに渋谷らしいモチーフが潜んでいる。

11階のオールデイダイニング「Gallery 11」のテラス席。夜12時まで営業しているので、バー利用もおすすめ。ハチ公ソースを使ったカクテルもある。

「Gallery 11」のメニューは、渋谷からインスピレーションを受けたもの。3Fのエントランスには「Shibrewya」というカフェもあり、気軽に立ち寄ることができる。

スタッフが着ている制服は渋谷のショップ「コート・メール」に制作を依頼したオリジナル。スタッフの多様性も大切にするこのホテルは、髪型も自由。写真は「Gallery 11」ミクソロジスト齋藤さん。

文化村通りに面した、「道玄坂通」の入り口。施設の敷地は、道玄坂と文化村通りをつなぐように広がり、ホテルのメインエントランスは、道玄坂へとつながる道沿いにある。
Hotel Indigo Tokyo Shibuya
渋谷区道玄坂2-25-12
全272室/4万8000円〜(2名一室)
Gallery 11
[営]6:30〜24:00
Shibrewya
[営]8:00〜19:00
Tel. 03-6721-7470(代表)