この夏の足元には、
ふわふわ履き心地の雪駄を
2019年、エアソールを搭載した雪駄「unda-雲駄-」が発売された。高校の同級生だった大西藍さんと武内賢太さんが組んだデザインユニット「goyemon」が、初めて世に送り出したプロダクトだ。
当時のふたりは無名の24歳。コネも資金もない。そこでクラウドファンディングを利用して雲駄を発表したところ、用意をしていた280足が半日で完売。最終的には約1500足、2000万円以上の売り上げとなった。その後も、切子のダブルウォールグラス「Fuwan-浮碗-」や、セラミック製の刺身包丁「matou-磨刀-」を発表。日本の伝統的な製品の機能美を追求し、現代の素材とセンスを組み合わせたプロダクトは、使いやすくいまのライフスタイルにもよく馴染む。
そんなgoyemonが、4月27日に渋谷に路面店をオープン。これまでに発表してきたアイテムに加え、アパレルやグッズなどが並び、goyemonが目指す、ワクワクする購買体験を実現する場として第一歩を踏み出した。
ミッドソールにクッション性がある素材を採用し、その名の通り雲の上を歩いているような履き心地を実現。鼻緒や天板の素材やカラー違いでさまざまなバリエーションがあるので、お気に入りを探してみよう。
2020年に発表された切子のダブルウォールグラス「浮碗」の新色(ペアで1万4630円)。保温保冷性能に優れ、結露もしにくい。耐熱ガラス使用のため電子レンジでも使用が可能。機能性と美しさを両立している。
セラミック素材の刺身包丁は2023年に発表。硬く摩耗しにくい素材で切れ味鋭く、メンテナンスも簡単な包丁に仕上げている。柄が白木のタイプ(2万9700円)と、ウォルナット(3万3000円)の2種類がある。
クリエイターの仕事をサポートする新ライン「goyemon general gadget」は、マグカップ(2200円)、コーヒー豆(1300円〜)、ボールペン(200円)、ノート(1000円)などを展開。ちょっとしたお土産にもぴったり。
goyemonの世界観を体現すべく誕生したショップには、これまでに発表してきたアイテムが並んでいる。雲駄が並ぶ壁面の向こうには、goyemonを運営するNEWBASIC inc.の事務所もある。
高校の同級生だった武内賢太さん(左)と、大西藍さん(右)は2018年にgoyemonを結成。日本の伝統文化をひも解き、ふたりの感性で再解釈したプロダクトで、世界中にその魅力を伝えていきたいと語る。
goyemon SHIBUYA(ごゑもん渋谷)
渋谷区東1-1-36
[営]火~金 14:00~19:00、土・日12:00~19:00
[休]月
https://goyemon.official.ec
Instagram:@goyemon_japan