「棋の音」の中心にあるのが「こもれびの間」。対局室を体感できる空間であり、イベントや展示スペースとして使用していくとのこと。旧将棋会館の道場にあった大山康晴十五世名人の書が飾られている。

棋の音 - 東京メトロ 北参道駅(副都心線)[TOKYO METRO UPDATING]

おでかけ

道場とショップとカフェで
将棋の魅力をたっぷり体感!

 日本将棋連盟が9月8日に創立100周年を迎えた。同時に、周年事業として進めていた新将棋会館もついに完成。10月1日には、会館の1階部分に道場とショップにカフェを併設した、「棋の音」がオープンした。

 「棋の音(キノネ)」は、3つのスペースで構成されている。ひとつ目は席料を払って将棋を指すことができる「道場」。ふたつ目が、さまざまな将棋グッズを購入できる「ショップ」だ。道場とショップは、以前の将棋会館にもあったが、どちらも営業時間を長くし、より利用しやすいようになった。ショップでは、セレクトショップなどとのコラボグッズも販売する。

 3つ目となるのが、新設された「カフェ」。ここでは、将棋にちなんだメニューを楽しむことができる。たとえば佐藤康光九段が監修したコーヒーや、棋士の顔が描かれたカプチーノなど。もちろん将棋メシの定番であるカレーもある。いずれのメニューも、将棋ファンならずとも思わず注文したくなるユニークなもの。千駄ケ谷の新スポットを訪ねてみよう。

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鳩森八幡神社付近から東京体育館の向かいに移転した新将棋会館。日本将棋連盟の本拠地であり、今後はここで対局も行われていく。「棋の音」は通り沿いにあり、千駄ケ谷駅からもすぐの好立地。

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「こもれびの間」を囲むように、道場、ショップ、カフェを配置。店名の由来は、道場から響くパチンという“駒の音”。この場所を未来につなげる将棋文化の「木の根」にしたい、という思いも込められている。

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道場の席料は平日1日券で1500円。子どもや将棋初心者でも利用可能で、棋力に応じて対局相手をマッチング。プロ棋士によるレッスンを受けることもできる。月・木以外は、トーナメントも開催している。

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ショップでは、さまざまなコラボグッズを展開。同じビルにオフィスを構えるユナイテッドアローズとも、Tシャツなどのアパレルアイテムを制作している。将棋の格言が入ったコラボソックス(1980円)。

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佐藤九段監修の「康光ブレンド珈琲」は店内で飲めるだけではなく、粉も販売(2160円)。棋士カプチーノ(770円)は、月替わりで顔が変わり、オープン時の10月は将棋連盟会長でもある羽生善治九段。

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あんこと抹茶アイスとホイップクリームを、駒の形をした特注もなかで挟む「駒もなか」(880円)。もなかはお土産としても販売している。プロントコーポレーションが運営するこのカフェでは、18時以降はアルコールも提供。


KINONE

渋谷区千駄ケ谷1-18-5
[営]ショップ&道場10:00〜21:00(最終手合いは20:30)、カフェ10:00〜21:00(L.O.20:30)
[休]無休
 @shogikaikan1f



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